第49話 終戦 少年はお姫様を助けに行くようです
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ああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ドンッ、と霧を切り裂いて一直線にスクナの頭上まで飛んで行く影。
あれは、ネギ先生!?刹那の結界から出たのですか!!
「明日菜さんは返してもらったぞ、フェイト!!」
「……やるじゃないか、ネギ・スプリングフィールド。」
体の所々を石化させながらそれでも堂々と言い、森の方へ飛んで行くネギ先生。
全く、無茶をしてくれます―――が。
「これで、思い切りあなただけを足止めできます。」
「足止めをした所で、どうするんだい?姫を失ったスクナは、街へ攻撃を始めるよ。」
「そんなもの、決まっているでしょう?」
「私が一撃で仕留めてやるよ、フハハハハ!刀子、10秒だけ私の邪魔をさせるんじゃないぞ!!」
「なに、頭はいつでも私が狙っているよ。」
「……『闇の福音』。これは詰んだか、仕方ない。」
エヴァンジェリンさんと真名が現れると、フェイトは諦めたようで、
水の転移を使い姿を消してしまった。
「む、何だ。邪魔が居た方が盛り上がると言うのに。」
「仕方ありません、マスター。一気に決めて帰ることにしましょう。」
「ふぅ。良いでしょう、これ以上ない邪魔をしてあげます。『来たれ "十拳剣"』!」
「っちょ、それはダメだろう刀子!?」
十拳剣、能力は『顕現』。言葉のままに切り刻む能力を持った、最強の剣の一つ。
それを構え、スクナに突撃する。
「最終決戦究極奥義!『極大雷帝千裂剣・千変万化』!!!」
「あっちゃぁ……。」
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
Side out
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subSide 愁磨
「……で、何の用だったんだ?」
「なに、って?ツェルが少々元気がなくてね。何か御馳走を、と思った所に
大鬼神を復活させようって話を聞いたから、利用させてもらおうと思ったんだよ。」
俺が森の外れで待っていると、フェイトが地面から現れた。
にしても、主君の元気がねェからって食わせるのが大鬼神とは・・・。
魂を消費して生きてるあいつにとっては最高のご馳走だけどさ。
「もう一つ。……どうして明日菜を連れ去った?」
「これも妙な事を聞くね。彼女の『魔法無効化』は、普通の王族と別の力だ。
理由は知らないけれど、魔法・呪術的効果を全て無にする。」
「まぁ確かに、明日菜の力を使えばあの大岩の封印を解くことなど容易かったろう。」
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