第49話 終戦 少年はお姫様を助けに行くようです
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知出来ないほどの隠密術を身につけているとは。
愁磨も人が悪い。」
「フェイト・アーウェルンクス。あなたは愁磨さんの同士と聞いています。
ですから、味方として聞きます。何故こんな真似を?」
「計画に必要。あなたは全てを聞いていないようだし、言えるのはここまでだよ。」
「そうですか。ならば―――」
愁磨さんとの仮契約カードを取り出し、フェイトに突き付ける。
「これが計画に必要だから手を出すなと言われていません。
よってあなたの独断とし、あなたを敵と判断します。」
「・・・愁磨の想い人に攻撃したら、ぼくが殺されてしまうよ。
かと言って、あれは手放すには惜しい量のエネルギーだし。」
「私には関係ありません!『来たれ』!」
カードから武器、"妖刀 村正"を出し、フェイトに切り掛かる。
"村正"の能力は『怨殺』。つまり、相手を憎んでいるほどスペックが上がると言うもの。
「随分禍々しい刀だけれど、それだけ見たいだね。どうやら攻撃力不足――」
「『来たれ "蜻蛉切"』!!」
「それは・・・。『水流の剣』!」
村正を蜻蛉切りに変えると、フェイトは水を使い剣を作り防ぎます。
ですが、この槍の能力は!
「『絶斬』。つまり、全てを切り裂くのですよ!」
バシャッ!
「……危ないなぁ。もう少しで切られるところだったよ。」
「逃げるのは得意のようですね……。」
|仮契約(パクティオー)し、得た武器名は"村正"。しかし、使ってみるとこれは村正ではなく―――
「呪われた武器に自在に変えられる刀。対象は一定数を殺し、恨まれた武器。
つまる所、聖剣であろうとも恨まれてさえいれば使えるのです。」
「………愁磨との仮契約らしい、チート武器だね。
それなら、多少本気で行っても無傷で時間稼ぎ出来そうだ。」
言うと水が槍となり、森から土が飛んできて巨大な円柱となり、フェイトの傍に待機します。
「神鳴流――」
「『解放 石の息吹』!」
私が切り掛かる瞬間、ボゥン!!と石化の霧がフェイトを覆い、後退を余儀なくされます。
しかし、この霧・・・!一体どこまで広がるのですか!
「………ああ、ちょっと大きかったみたいだ。」
「っちょ、新入り!なにしとんのや!!」
「しまっ――、神楽坂さん!!」
霧を挟んでスクナと召喚士、そして神楽坂さんが見え、三人(?)にまで迫る霧。
いけない、このままでは―――
「ぅああああああ
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