暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第49話 終戦 少年はお姫様を助けに行くようです
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
知出来ないほどの隠密術を身につけているとは。

愁磨も人が悪い。」

「フェイト・アーウェルンクス。あなたは愁磨さんの同士と聞いています。

ですから、味方として聞きます。何故こんな真似を?」

「計画に必要。あなたは全てを聞いていないようだし、言えるのはここまでだよ。」

「そうですか。ならば―――」


愁磨さんとの仮契約(パクティオー)カードを取り出し、フェイトに突き付ける。


「これが計画に必要だから手を出すなと言われていません。

よってあなたの独断とし、あなたを敵と判断します。」

「・・・愁磨の想い人に攻撃したら、ぼくが殺されてしまうよ。

かと言って、あれは手放すには惜しい量のエネルギーだし。」

「私には関係ありません!『来たれ(アデアット)』!」


カードから武器、"妖刀 村正"を出し、フェイトに切り掛かる。

"村正"の能力は『怨殺』。つまり、相手を憎んでいるほどスペックが上がると言うもの。


「随分禍々しい刀だけれど、それだけ見たいだね。どうやら攻撃力不足――」

「『来たれ(アデアット) "蜻蛉切"』!!」

「それは・・・。『水流の剣(ランドリィ・エンセウス)』!」


村正を蜻蛉切りに変えると、フェイトは水を使い剣を作り防ぎます。

ですが、この槍の能力は!


「『絶斬』。つまり、全てを切り裂くのですよ!」
バシャッ!
「……危ないなぁ。もう少しで切られるところだったよ。」

「逃げるのは得意のようですね……。」


|仮契約(パクティオー)し、得た武器名は"村正"。しかし、使ってみるとこれは村正ではなく―――


「呪われた武器に自在に変えられる刀。対象は一定数を殺し、恨まれた武器。

つまる所、聖剣であろうとも恨まれてさえいれば使えるのです。」

「………愁磨との仮契約らしい、チート武器だね。

それなら、多少本気で行っても無傷で時間稼ぎ出来そうだ。」


言うと水が槍となり、森から土が飛んできて巨大な円柱となり、フェイトの傍に待機します。


「神鳴流――」

「『解放(エーミッタム) 石の息吹(プノエー・ペトラス)』!」


私が切り掛かる瞬間、ボゥン!!と石化の霧がフェイトを覆い、後退を余儀なくされます。

しかし、この霧・・・!一体どこまで広がるのですか!


「………ああ、ちょっと大きかったみたいだ。」

「っちょ、新入り!なにしとんのや!!」

「しまっ――、神楽坂さん!!」


霧を挟んでスクナと召喚士、そして神楽坂さんが見え、三人(?)にまで迫る霧。

いけない、このままでは―――


「ぅああああああ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ