第49話 終戦 少年はお姫様を助けに行くようです
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」
ワイの今出せる最強の技を簡単に破られたんや・・・。勝負にもならん、完敗や。
「さて、そんな負け狗君。お前には3つ道がある。
1つ、俺と一緒に来る。2つ、ここで負け狗のまま死ぬ。3つ、負け狗のまま狗として使われる。
好きに選びたまえ。」
「んな狗狗言うなや!!バカにしとんのか!!」
「返事がない場合は俺の方で勝手に答えを決めるぞ?どうだ?」
くぅぅぅぅ、動けん上に万全でも勝てん相手にそないな選択肢出されたら・・・
男が出せる答えなんて一つしかないやろが!!
「ええで、お前についてったるわ!!」
「よし、それでこそ男の子だ!リベンジしないで負けを認めて切腹するのは潔く美しい。
しかし!!敢て俺は言おう。それこそ負け狗だと!諦めだと!!」
な、なんか語りだしたで、このニイチャン。女みたいな割には熱いんやな。
「そんな訳で、お前にはネギに勝てるくらい強くなって貰おう。
なんせお前は俺を男だと言ってくれる稀有な人間だからな!!あ、半分狗か。」
「……は?そ、そんな下らん理由で見ず知らずの敵を弟子にするんか?!」
「俺にとっては下らなくない、それが答えだ。
アッハッハ!俺も弟子ゲーーット!ジジイと育成競争だ!!」
動けんワイをかついで歩きだす愁磨――もとい師匠。
強ぉなれるのはええけど・・・妙な争いに巻き込まれたモンや。
Side out
――十数分前
Side 刹那
「『翼族流 一ノ太刀・廻空』!!」
『ギョアアアアアアアアアアアアア!?』『ギエアアアアアアア!!』
『やりよるで、この嬢ちゃん!!』
『神鳴流きぃとったのに、全然違う技使いよるで!?』
『そっちに構っとる場合か!!』
ネギ先生に言われ先に行くと、そこには凄まじい数の鬼が待ち構えていた。
よく見ると中に烏族もおり、かなりの苦戦を強いられると思ったのだがーーー
「フハハハハ!!弱い!脆い!貧弱貧弱ぅぅ!!貴様らそれでも東洋に謳われし鬼の端くれか!?」
「欧州の吸血鬼と同等と聞いていたから期待していたのに……。
徒労だね、これじゃあ。」
「・・・・・・・・・・・・・えい。」
後ろからついて来ていたらしいエヴァさん、真名、アリアさんの活躍によって、
物の数分で500体ほどが蹴散らされていた。
・・・これ、私が来た意味なかったんじゃないかな?
『ようやるのう、嬢ちゃん方。現世にも強い武人が残ってるもんだ。』
『いやいやしかし奇にして僥倖。人外をようもこれだけ集めたモノだ。
お前らの主は余程好き者と見える。』
「ほ
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