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バカとテストと召喚獣ing
21限目 必ず戻ってくるから
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丈夫。で、どうしたの?」

吉井『いや、特にないけど霧島さんにお礼を言いたかった』

霧島「皆と話す?」

吉井『いやいいよ、でもスピーカにしてくれる?』

そして吉井は皆の声を誰にも気づかれずに聞いていた。もう声も顔も見れないから。しっかり覚えていた。しばらくこの状態が続いた。その間霧島はずっと泣くのをこらえていた。ここで泣いたら吉井に申し訳ないと思ったのだろう。ナンだってあの試験召喚戦争は皆のためにやったからである


吉井『もう。大丈夫。ありがとう』

霧島「吉井!!帰ってくるよね!!また会えるよね?」

吉井『会えるよ、多分』

すると明久は雄二にかわるように頼んで変わってもらった

雄二「ナンだ?明久」

吉井『雄二、今までありがとね、姫路さんのことおねがいね』

それだけ言って電話を言ってしまった。

雄二「翔子!なんなんだ!一体、明久はどうしたんだ?」
珍しく雄二は霧島に怒った

優子「代表、どうするの?」

霧島「もう、言うよ」
とうとう我慢の限界だったのだろう。約束の時間より2時間早いのに

霧島「吉井は今日の午後二時に両親の居る外国に出国するの」
驚愕の出来事に教室は静かになった
霧島「そして、皆に置き土産この教室をあげるために昨日私たちと試験召喚戦争をしたの、結局私たちが勝ったけど吉井の希望を尊重したの」

雄二「じゃあ今この教室なのは」

秀吉「姫路を振ったのは?関係あるのか」
これは霧島が一番言いたかったことである

霧島「瑞樹、吉井はあなたの事が大好きだよ!だから振ったの。あなたを思って」

姫路「どういうことですか?」

雄二「あれか?」
雄二たちはムッツリーニの盗聴器で聞いたあれである

霧島「瑞樹、よく聞いて」

『姫路さんが僕のことが好きなまま行ったら会いたくても会えなくて悲しむでしょ?でも僕の事が嫌いなら僕が居なくても何のともないでしょ?僕は姫路さんの泣いてるところは見たくないんだよ。たとえ僕の存在が消えたとしても』
それを聞いた姫路は泣き出してしまった。明久の「大嫌い」と言ってしまったことである

姫路「そんな、私、明久君、、私のために、、あんなこと言ったのに、、私、なんてひどいこと」

秀吉「吉井は今どこに?」

霧島「多分空港に居る」

といって雄二たちは学校を抜け出して空港に向かった、吉井に会うために


玲「いいのですか?皆さんに会わなくて」
玲は心配そうに明久に聞くが本人は拒否した
吉井「うん。もういいんだ、もう未練はないよ、教室もやったし」

玲「姫路さんは?」

吉井「いいんだ、このままで、」

玲「分かりました。では先に行ってますね?入ったらもう出れませんからね」
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