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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick26_タチの悪い教師に捕まったんですよ
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受けてAIM拡散力場の測定量が0はありえねぇ!!」

「本当です。初めて受けたのが4年前ですけど、その時から全て0を検出してます。
 学園都市側から見てもこれはかなり珍しいケースだそうです。
 今後も変化する可能性も限りなく低い、永遠のレベル0だとも言われました」

ジュンタは絶句して何も言えなくなった。

「おら、もう気が済んだだろ。行くぞジュンタ。あんたも悪かったね」

リーダー格の姐御と呼ばれた女が信乃へと言ってきた。

「いえ、気にしてませんよ」

「・・・ちっ」

ジュンタは信乃に結果の紙を押しつけて仲間の元に行った。


「あ、私達用事があるから・・」

「そうだね。えっと、失礼します」

「喜んですいませんでした!!」

「え? アケミ、むーちゃん、マコちん」

自分たちが喜んでいたところを見せたことに罪悪感を感じて3人は逃げようとした。

「あ、私の結果なら気にしないでくださいよ。能力のことならすでに諦めてますし、
 それに、罪悪感を感じるなら私に謝る代わりに自分の能力を上げてください。
 私は能力以外の別の部分で頑張りますから心配ありませんよ」

信乃の笑顔。本音を隠しているわけでもなく、本当に3人を応援しているという笑顔。

それに見惚れ、4人は頬を赤くした。

「4人とも、顔が赤いですけど変なこと考えていないですよね?」

「「「「///////いえ、何でもありません!!/////////」」」」

「ならいいのですが」

「あの、わたしたち、頑張りますから! 信乃さんの分まで!!」

「「はい!!」」

「いえ、私の分までとかいらな「「「失礼します!!」」」 って最後まで聞いて下さい」

信乃が言い終わる前に3人は走り去って行った。

「佐天さんからも言っておいてくださいね」

「はい、わかり ました・・」

「なんで顔を赤くするのか理解できないですよ」

4人の顔が赤くなる理由は勘づいたが、それでも理解できなかったので
信乃は考えるのをやめた。

自分の顔が普通より上なことに自覚が無い。

「そういえば御坂さんから連絡があって近くで待っているそうですよ。行きましょうか」

「あ、待ってください。私も行きます!」

校門へと歩く信乃へ佐天は走って追いかけた。



つづく

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