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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick26_タチの悪い教師に捕まったんですよ
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ら今頃が退院直後じゃん。
 いい医者のおかげで早く治ったってカエル顔の医者に聞いたぞ」

「あのゲゴ太もどきも余計なことを」

「本当なんですか?」

「この話は走りながらしましょう」

講習生が全員こちらを向いている。講習の時間がなくなってしまうから信乃は急いで
持久走のスタートラインについた。



「・・・・というわけです」

「はぁ、はぁ、美雪さんの、おがげ、だったんですね」

走りながら数日前のことを説明。
美雪との仲直りは、信乃が拒否するのを諦めたとか適当なことを言ってごまかした。

佐天に合わせたペースで走っていたが、佐天の友達3人は周回遅れで前にいた。

「涙子、とばすと、しんどくなる、ぞ〜」

「意味  わか、んない。  走れなく  なるまで、とか」

そして信乃と佐天が3人を抜いていく。

「おらそこ、ダラダラ走るな」

「「「は〜い!」」」

黄泉川に言われて、3人もペースを上げた。



「立て、立ち上がれ」

「もう、だめっす」

一人の男子生徒が座り込んだ。

一人脱落、これで残りは信乃と佐天を含めて3人だけになった。

そして

「もう・・ぁ はぁ  もう、無理」

佐天も手を上げる。限界が来たら手を挙げてギブアップよう黄泉川に言われた。

「ギブアップか?」

「は、 い」

黄泉川が佐天と並走して機器に来た。息も絶え絶えで答える。

「よし、最後一周、ダッシュじゃん」

「ええ!?」

「ダッシュ!!」

「っ」

有無言わせない圧力に、佐天は残りの体力を振り絞って走る。

ダッシュとは言えない速さだが、それでも今の佐天にとっての全力で。


「よし、頑張れ。あと少しじゃん」

最後の一周を終えて、佐天はゴールラインで座り込んだ。

「いいじゃんいいじゃん。それじゃ、あと一周行ってみようか」

「はぁ はぁ 無理です」

「立て」

先程と同じ有無言わせない圧力。

「あと一周頑張れ」

真剣な顔で佐天を見る黄泉川。

「こんなのトレーニングじゃねぇ!」

2人をに割り込んできたのはスキルアウトのリーダー格の女。

「トレーニングじゃん」

「ただのシゴキだろうが、あぁん!!」

黄泉川の胸倉を掴みかかる。

「ほんとのこと言ったらどうなんだよ!
 罰なんだろ! この講習はあたいらに罰を与えるためのもんなんだろ!!」

「勘違いじゃん。罰を与えるために読んだのは今走っている信乃(あいつ)だけ。
 呼んだのは私個人で学園都市とは関係ないけど」

掴みかかられても何事もないように答える黄泉川。

「じゃあ、この持久走にどんな
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