第三幕その二
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ンツェを護るように前に出て言うのだった。
「僕が君を護る」
「ベルモンテ・・・・・・」
「太守殿」
ベルモンテもまた意を決した顔でセリムに対して言うのだった。
「僕が彼女の身代わりになりましょう」
「そなたがか」
「はい。僕も貴族です。嘘は言いません」
その誇りにかけてというわけである。
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