第24話 惚れ薬騒動
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そうじゃ」
「了解です。メルディアナの校長も喜ぶでしょう」
「ふぉっふぉっふぉっ。そうじゃろうなぁ」
「では、報告は以上なんで失礼します」
「うむ。ご苦労さん」
こんなやりとりをして学園長室を出る。
次の日、瀬流彦先生から図書室の扉が壊されており、本がぶちまけられ、破損しているのを聞かされ、何故か授業の谷間のオレも片付けを手伝わされることになった。
片付けを手伝っている先生らが不思議がっていたので、瀬流彦先生に昨日あったことを伝えておく。直接伝えなかったのはどの先生が魔法先生かわからなかったからだ。どうやら、一般生徒や先生に秘匿するため、全員魔法先生だったようだが。
片付けが終わり職員室へ戻り際、大学部の明石教授から声をかけられる。2−Aに娘さんが在籍しているらしく、昨日の件を詳しく聞きたいとのことだ。
学園長に口止めされてなかったよなぁ、と思い、学園長の時と同じように説明した。
絶句してた。
どうやら、明石教授も「英雄」の息子に期待してたらしい。
娘について心配している姿に好感を覚えたので、お節介ながら、「英雄」の息子の従者(ミニステル・マギ)になることのデメリットを忠告しておく。
「あぁ、ボクは娘に魔法関係に関わらせるつもりはないから」
と笑っていたが、ネギの魔法バレからの従者化というコンボを学園長が密かに画策しているのは疑ってもないらしい。
「ならイイデスネー」
と乾いた笑いをして、明石教授とは別れた。
ちなみに昨日の晩に一連の件は、メルディアナの校長と月村を通じて詠春殿に伝わっている。電話で話した時、忍義姉さんと校長はあまりのことに絶句してたが。
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