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『曹徳の奮闘記』改訂版
第九十五話
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れたけど、それでも俺が勝てるぞ」

 俺は曹操を煽った。曹操はフッと笑った。

「良いわ。余程自信があるのね、その自信は無くしてあげるわよッ!!」

 曹操は絶を横薙ぎで斬りつける……いや、絶の尖端を俺の左脇腹から突き刺すんだろうな。

「自信じゃない。確信だッ!! 牙突『零式』ッ!!」

「ッ!?」

 俺は絶を狙って牙突『零式』を放った。絶は持ち手の部分が砕けた。

 尖端は俺の左脇腹に突き刺さっていたが、それほど食い込まれてなくギリギリだった。

 そして曹操は衝撃で壁まで吹き飛ばされた。



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