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銀色の魔法少女
第十三話 覚醒?
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ゃったからおあいこでしょ」

「そう言っていただけると、助かります……」

 しゅん、と落ち込む遼ちゃん。

 …………ちょっとだけ、可愛いかったかな。



side なのは

 本当にすごい試合だったの。

 すぐに終わったけど、途中からは何があったのかすぐにわからなかった。

 気がついたら木刀が壊れてて、みんなで後片付けをしたの。

「遼ちゃんって、すごく強いんだね」

 掃除が終わると、私は遼ちゃんに話しかける。

「いつも練習してるから、それになのはのお姉さんほどじゃない……」

「にゃはは、それは仕方ないと思うの」

 流石に、小学三年生が高校生に勝つのは無理だと思うの。

「牙突からの紅蓮旋、うまくいったかと思ったのに、かわされた……」

 何か小さく呟いているけど、正直よくわからないの。

 二人の試合はほんとうによくわからなかったけど、私の心に響くものがあった。

 フェイトちゃんがジュエルシードを集めるわけを私は知らない。

 あの子の胸の内にある、その思いを知らない。

 けど、私はどうしても知りたい。

 どうして、そんなに悲しそうな顔をしているのか。

 どうして、ジュエルシードが必要なのか。

 聞いてもたぶん、教えてくれない。



      なら、私の思いを全力全開でぶつけて、わかってもらうまで叫び続ける!


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