高茂の正体
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茂君?」
冴「高茂君?」
沙「高茂?どうしたのよ?」
高「いやぁ、悪い悪い。あんな青二才に正体が見破られちまうとはな。俺自身も落ちたもんだw」
沙「えっ・・・じゃ、じゃあ」
高「あぁ、そうさ。あの青二才の言うとおり、俺は正真正銘、武器商人だ。正規軍から犯罪組織、個人にまで売りつける死の商人。グリーンカラーさ。」
そう言って懐に隠していた煙草を出し、おもむろに火を付ける
北「じ、事実なんですか?」
高「ああ、こうなったら隠しようがないしな。で?お前さんは何が欲しいんだ?」
話に乗ってきたのだと思って紫藤はニヤリと笑う
紫「もちろん、武器ですよ。身の安全を守れる武器が必要です。そして、遅れることはまずない。あなたならそれが可能だ」
高「ああ、もちろん。俺は速達販売が押しでな。今まで一度も遅れたことはない。それに、武器のラインナップは充実だ。身を守る武器が必要と」
紫「えぇ、もちろんです。報酬に「断る」は?」
高「断ると言ったんだ。おめぇさんみたいな胡散臭い私利私欲で動くような奴に売る武器はない。さっさと野たれ死ね。交渉は決裂だ」
紫「で、ですが、あなたは武器商人!犯罪組織にまで売りつけているじゃないですか!あれこそ、私利私欲で動く連中ですよ!」
高「実際に見てないからそんなことが言えるんだよ。馬鹿が。あいつらは私利私欲で動く奴もいる。だがな、間違ったことから国を治そうという気持ちが純粋に伝わってくるんだよ。そんな奴に俺は武器を売っている。心の底から自分の意思を持って国を治そうとする奴とおめぇみたいなカス人間を一緒にするんじゃねぇよ。あばよ。カス紫藤先生」
そう言って窓の外から煙草を捨て、バスを降りようとした。
紫「・・・・・・この・・・・・・・クソ餓鬼が!!!!」
そう言って高茂を殴ろうした
高「甘ぇよ。新兵」
すぐに反転して紫藤のパンチをかわし、懐からボディーブローをかます
紫「ガハッ!」
そして、腕を掴み後部座席めがけて投げ飛ばした
高「こちとら、戦場を何度も行ってるんだ。それなりの護身術はあるんだよ。阿呆が」
そう言ってバスを降りて行った。皆もその後に続いて行った
〜河川敷〜
高茂は河川敷にて夕日を眺めながら今後の事を考えていた。沙耶たちも何故か。一緒に来ていた
高(はぁ、こんなクソ気まずい場所に居られるかよ。なんで付いてくるんだ。俺は一人になりたいのによ)
煙草を吸いながら思っている高茂
冴「高茂君」
冴子が話しかける
高「・・・・・・なんすか?先輩」
冴「それが君の本来の口調なのか?」
高「えぇ、そうっすよ。学校に居る時の口調は静かでいられるよう
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