第十八話 バカじゃ勝てない
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位?」」」」
一年生が驚いてるよ。
あれっ?
クロちゃんは驚かないんだ。
そうだよね〜。
考えれば分かるもんね。
「流石水野くんですね。」
「ありがと〜。」
「水野。結果表を見せろ!」
「火神。僕の点数が気になるんだ〜。」
僕は結果表を渡すと一年生が固まっているところ見ている。
そして少しすると
「「「全部100点!?」」」
「はいっ!」
「「「「頭良すぎだろ−!!!」」」」
「普通ですよ〜。」
ここにいる全員から殺気を感じた。
そして先輩たちの成績も聞きましたー。
「バスケできりゃー勉強なんていーじゃ・・・」
すると監督のビンタが火神の頬に直撃した。
「バスケはばかでもできるわ!けどバカじゃ勝てないのよ!」
僕は体育館で自主連してます。
いやしていました。
何故か僕の前には降旗くんがいます。
しかも練習着で。
一緒に練習するにもスペックが違いすぎます。
「水野。ちょっといいかな?」
「えっ?あっ、うん。」
いきなり話しかけてこないでよ。
「オレにスリーポイントシュートを教えてくれ。」
「えっ?あっ。うん。でもどうしたの急に?」
降旗くんは降旗くんらしいところがある。
だから今のフォームを変えなくてもいい。
でも降旗くんは成長がしたいらしい。
「わかった。今のフォームで出来るのを教えてあげる。」
「ありがとう。」
「でも一発勝負だよ。間違えたら直せないから。」
「おう。」
僕はループが低くて取りにくいと言う降旗くんだけのフォームを覚えさせた。
一日目はしっかりと形を覚えさせて二日目に完成度を高めた。
するとどんどん成長した。
成功率も中々に高く。
実戦向きだと思う。
僕は時間が余ったので司令塔としての役割などを説明した。
高校総体には間に合わなくても次の大会には戦力として成長させることは可能であるとふんでいる。
「水野。本当にありがとう。」
「別にたいしたことはしてないよ。降旗くんに才能があっただけだよ。」
こうして僕たちの勉強会は終わった。
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