第二幕その五
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モンテ・・・・・・」
「だから今僕はわかるんだ」
「何をなの?」
「別れがもたらした苦しみを」
その彼女を抱き締めながらの言葉だった。
「こうしてまた会えたから。あらためて知るんだ」
「私も」
そしてそれはベルモンテも同じであった。
「こうして会えたからこそ」
「その通りだよ。コンスタンツェ」
「夢ではないかしら」
彼女はつい今の幸せを夢かとさえ思った。
「この幸せは」
「いや、夢じゃないよ」
ベルモンテはそのコンスタンツェに対して言う。
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