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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
予期された脅威 後編
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しで一夏の胸部に蹴りを入れて、そのまま一夏を投げ飛ばす。一夏は投げながらも獣のような四つん這いになって衝撃を殺し、そのままバネが一気に戻るようなものを思わせる跳躍をし、ジュラングの足を持ってそのまま立ち上がって、そのまま背中を使って後ろへと投げる。
『グッ!何ですかこのパワーは!?まるでカイザーゼルヴァのようではありませんか!』
「そうだ、この獣化は俺の相棒の一体、カイザーゼルヴァの『グレイヴァ』の能力を具現化したものだ。まっ、あくまで具現化だからその破壊力を発揮できるかは本人のパワー次第だがな」
『ではこれはどうですか、ピーラー・・・ショット!!』
ジュラングは手を手刀の形にして、それを一気に振り切って衝撃波を一夏に向けて放つ。一夏は左腕を地面に突き刺し、右腕をジュラングに向ける。すると右腕は一瞬で変形し、拳大の大きさの銃口を持った銃へと変化する。
「グレイヴァバースト!!」
すると右腕から一気に凄まじい量の炎の弾丸が放たれる、1秒間に200発は下らない量だ。文字通り、炎の弾幕だ。その炎の弾丸は一気にジュラングの放ったピーラーショットを飲み込む灰と化した。そして残った弾丸はジュラングへと降り注いだ。
『ぐぉぉおおおおおお!!!』
凄まじい重圧と燃え上がる炎でジュラングは苦しみの声を上げる。その間も一夏はグレイヴァバーストの連射を止めない。異常ともいえる連射力、まるでマシンガンを構えた集団が一斉射撃を行っているかのようだ。
『うおおぉおおおおおおおお!!!!』
ジュラングは大きく腕を開くと、衝撃波が巻き起こり炎を全て弾き飛ばす。一夏も左腕を地面から抜き、右腕をグレイヴァバーストの上体からもとの腕へと戻す。ジュラングの息は激しく上がっており、かなり疲労の色が見える。
『はぁはぁ・・・恐るべき力ですね・・・。流石はグルメ界でも屈指の実力を持つカイザーゼルヴァの力です・・・』
「カイザーゼルヴァはグルメ界の猛獣の中でもバトルウルフとも互角の力を持った猛獣だ。バトルウルフと異なる点は、一匹狼という点ではなく、群れという集団で行動する事だ、ってお前に語る必要はなかったな。ここでさっさと倒させ貰うぜ」
一夏が爪を強調するようなファイティングポーズを取って相手を威嚇していると
『一夏!男ならそんな奴等に勝てなくてどうする!?』
突如、一夏を激励しているか馬鹿にしているのか良くわからない声が響く。一夏とジュラングが其方を向くと、そこにいたのは放送席を占領して叫ぶ篠ノ之箒の姿だった。
「なにやってんだあいつ・・・」
『邪魔ですね、戦いの邪魔です。消えてもらいましょう』
ジュラングが手を叩くと、左腕が光り始めて電気を帯び始める。異常な放電で空気がバチバチと激しい音を立てている。
『
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