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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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「僕、いつまで待たされるんだろ?」
食事を終えたハジメは食堂で一人椅子に座っていた。
ハジメが料理を食べ終わるとファムは「ハジメさんはここで待っていてくださいね♪」と言って彼が食事に使っていた皿とフォークを持って食堂から出ていき、それからすでに三十分が経つ。いい加減待つことにも飽きたハジメが視線を天井にさ迷わせていると、食堂の扉が開いてソルダとフィーユの二人が入ってくる。
「ティーグル少尉。ラパン少尉」
ザッ!
『ニノマエハジメ殿、私達と同行をお願いします』
「……え? あ、はい。……分かりました」
食堂に入るなり敬礼をしてハジメに同行を願い出るソルダとフィーユ。やはり二人ともまだ若いとはいえ軍人というべきか、リンドブルムで話していた時と顔つきも雰囲気も違っており、ハジメはそんな二人の変化に戸惑いながらも頷く。
「ありがとうございます。ではこちらへ」
ハジメが先を歩くソルダとフィーユの後ろについて通路をしばらく歩くと艦のブリッジにと案内された。ブリッジにはコロネル大佐を初めとする艦の士官達が集まってハジメがやって来るのを待っていて、その片隅にはファムの姿もあった。
「敬礼っ!」
ハジメがブリッジに入ってきたのを確認したコロネル大佐が号令を出し、ブリッジに集まっていた全士官が一に向かって敬礼をする。
「…………………………あ、あのコロネル大佐? そういうことは別にいいってさっき……」
「いえ、そういうわけにはいきません。『イレブン・ブレット少将』」
「………………はい?」
敬礼を止めるように言おうとしたハジメの言葉を遮って、コロネル大佐は彼のもう一つの名前、ゲームでのプレイヤーネームを口にする。
(確かにイレブン・ブレットって名前は僕のプレイヤーネーム……この体の名前だけど、何でそれをコロネル大佐が知っているの?)
「突然のことで驚いたかもしれませんが、私達が貴方をイレブン・ブレット少将と認識したのには三つの理由があります」
困惑した表情のハジメを見てコロネル大佐は、自分達が彼をイレブン・ブレットだと認識した理由を説明する。
「三つの理由?」
「はい。まず一つ目、貴方の機体サイクロプスが現れたとき、私達はベット・オレイユ軍の認識コードを感知しました。これは二百年前の古いもので登録されていた機体は『サイクロプス』、搭乗者は『イレブン・ブレット』とありました。
次に二つ目、勝手ながらサイクロプスを調べさせてもらったところ、あの機体はマスターギアであることが判明しました。そしてそれを貴方が乗りこなせたのをここにいる艦のクルー全員が確認しております。
最後に三つ目ですが……ルナール少尉」
「はい」
コロネル大佐に
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