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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第三十幕 「織斑一夏の有意義な休息」
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凶キャラだけだ。
誰かが言った。このゲームは一つの油断が即死に繋がる最高にリスキーなゲームだ。
誰かが言った。一周回って神ゲー、異議は認める。
誰かが言った。たまにナギナギとかジョイヤーとかヒャッハーと言う謎の声が飛び交う。
そして誰かが言った。こんなのISじゃねえ、世紀末だ、と。
「はははは・・・ふぅわぁ!?コマンドミスった上にゲージ足りねぇぇーーー!?!?」
「隙ありだアホが!調子に乗って魅せコンボなんか使うからからそういうことになる!」
《You Lose !!》
「クッソもう一回だもう一回!」
2人がゆっくり話をするのは、それから30分以上も後の事だった。
= = =
「で?で?どうなんだよ学校は?男子4人に残りは全員女子ってもはやラノベの世界じゃね?ハーレムですか?ウハウハなんだろ?ハハッもげろ。そして一人ぐらい紹介してくださいお願いします」
「んな訳ねえだろ。紹介もしねえよ」
「一人くらいいじゃねえか!・・・ま、冗談はさておき実際のところどうなんだよ?」
無遠慮に話しかけてくる弾。赤髪のロン毛にバンダナを巻いたこの男は、顔も悪くないし一夏よりも身長が高い・・・が、中身が少々軽薄なため今一モテない男である。多分頬にバーコードの入れ墨をしてルーン文字の書かれたカードを握らせれば似合うんじゃないだろうか、等と意味の分からない事を考える。
ただ、軽薄に見えても根は男気のあるいい奴なのだ。後はもう少し自分の欲望を胸の内に仕舞い込めばいい男なのだが、それが出来ないからこの男は三枚目なのだろう。
「んー・・・女の子は沢山来るけどやっぱ『男だから物珍しい』ってのが大きいんだろうな。実際残間兄弟にも人は寄ってるし・・・モテるってんならむしろベルが一番モテてんじゃないかな?」
「ベル・・・ああ、外人の適性者か。くそっ、どうせイケメンなんだろーなー・・・あ゛ぁー彼女欲しい」
「いやベルは小っちゃいからマスコット的な人気なんだけどな?」
「それでも羨ましいもんは羨ましいんだよ〜!」
「人の苦労も知らないで言ってくれるぜ。こっちはマジできつい時があるってのに・・・」
ちなみにこの憶測は微妙に間違っている。確かにベルーナの人気はベルとも会の存在からも分かるが、そのメンバーの半分くらいは副会長の一夏目当てで入会している。ついでにベルーナのファンには結構な割合のガチ狙い勢が存在するため必ずしもマスコット的人気とは言い切れない部分がある。
ちなみにユウはブラコン兄のハードルが高いため落ち着き気味、ジョウもその関係でそこまで女性に寄られてはいない。
「・・・まぁ気疲れすることはあるけどジョウさんもユウもいるし、最近は鈴も来たからそれなりに良くやってるよ」
「鈴・・・あの鈴か。フ〜
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