暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第48話 二戦 あるいは三戦のようです
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
う。

その衝撃で土埃が飛び、そこから学ランを着た男の子が出てきた。


「やるやないか、姉ちゃん!でも……お前はからっきしやな、西洋魔術師!

やっぱり後ろに隠れてチマチマ魔法撃たんとあかんのか、お前らは!!」


・・・・・・そう。そういう事ならいいよ。

ここぞと言う(愁磨さんと戦う)時の為に隠しておきたかったけど、いいよ。見せてあげる。


「桜咲さん、みなさん(・・・・)!!ここは僕に任せて明日菜さんを!!」

「……分かりました!お願いします!!」


追って来ていた瀧宮さんとアリアさんと、もう一人にも言う。


「ふん、生意気な……。刀子は居てやって、負けたら嘲笑ってやれ。」

「……バレているとは思わなかったよ。頑張ってくれ、先生。」

「・・・・・・・・・・・・・。」


影から三人が飛びだし、冷ややかな目とちょっと優しい目と絶対零度の睨みを残して飛んでいく。

もう一人、エヴァさんだったんだ・・・。エヴァさんより気配読めない刀子先生って一体・・・。


「まぁいいや。行くよ、えーっと……。」

「っと、名乗っとらんかったな!ワイは小太郎、犬上小太郎や!」

「じゃあ、小太郎君。悪いけど時間が無いしちょっと怒ってるんだ。5秒で終わらせてもらうよ。」


小太郎君は僕の台詞で額に青筋が入って、睨んでくる。でも―――無駄だよ。


「『戦いの歌(カントゥス・ベラークス)』、『修羅の息吹(アルゴドーズ・セプトゥス)』!同纏・混装!!」

「うぉぉお!?」


シュゥゥゥゥゥ・・・・・・
「『戦闘の為の協奏曲(バルトフェルド・コンチェルティア)』。行くから、構えておいてね?

―――構えても構えなくても、変わらないけど。」


Side out

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ