第48話 二戦 あるいは三戦のようです
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ういう"好きの一番が、誰なのか。
それでも、あの人は余す事を許さない。自分で拾える最大限を拾おうと頑張る。
「ずるいですよ、全く……。」
そこまで考えて、頭を振って考えを飛ばす。今更、仕方が無いないこt――――
『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーー!?』
「!?明日菜さん!!」
浴場から明日菜さんの悲鳴が聞こえ、扉を開けると―――
白髪の男の子と、かなり強い前鬼。それに抱えられて気絶している明日菜さんが。
「貴様、何者だ!!」
「名乗るほどの者でも無いよ。ヴィシュ・タル リ・シュタル ヴァンゲイト『石の息吹』。」
ボゥン!!と霧のような魔法が放たれる。石化魔法と即座に気付き、扉を閉め距離を離す。
『それじゃ、お姫様はいただいて行くよ。』
「ま―――!!」
中に充満した石化霧のせいで入る事もままならず、相手の気配が消える。
すぐさま着替えると、霧の晴れた浴場に入り魔力の痕跡を見つける。
失態だ・・・!私が傍に居ながら簡単に明日菜さんを―――
「ふぅぅ……。驕るな。私はまだまだ弱い……。弱い、弱い……。よし!!」
私は、"弱い"と自分に言い聞かせることでいつでも全力が出せるようになる。
愁磨さんには怒られたけれど・・・こればかりは仕方ない。
ガラッ!
「明日菜さん!今の悲鳴は―――あ。」
「……ネギ先生、心配なのは分かりますが女子が入っているであろう風呂に飛び込んでくるのは
如何なものかと思います。」
Side out
………
……
…
Side ネギ
「は、速い!!」
「ですが、見失わない程度の速さです!瞬間移動を使う魔力が残っていないのか……。
それとも誘っているかのどちらかです。」
お風呂場から出た僕達は、廊下で会った瀧宮さんに状況を話すと、二人で明日菜さんと攫った犯人を追った。
これで少なくとも、長さんが救援を寄越してくれる筈だ!
「うぉぉぉおおぉぉぉおぉぉぉぉおりゃあああーーーーーーーーーーー!!!」
ドゴォォオオ!!
「うわぁ!?」
「ネギ先生!!――奥義!『百烈桜華斬』!!」
走っていると、空から誰かが凄いスピードで落ちてきて地面を殴った。
僕は吹き飛ばされちゃうけど、桜咲さんが敵を斬りに行く。
「へっ!『疾空黒狼牙』!!っと、『狗音噛鹿尖 乱撃』ぃ!!」
ドガガガッガガガガガガガガッガガ!
「く……!?」
でも黒い狗が出てきて、百を超える斬撃が全て相殺されてしま
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ