第48話 二戦 あるいは三戦のようです
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
纏』!」
「神鳴流奥義――『百烈桜華斬』!」
「「愁磨直伝!!『魔桜炎烈斬』!!!」」
『『『『『『『『『ギャァァァァァァ―――
シュウが勝手に作った技で、残りの鬼が蒸発する。
残りほぼ全ての気で守った"夕凪"に『魔炎』を乗せて、『百烈桜華斬』を放つこの技。
普通はただの剣線だけれど、そこに炎が走って散ることによって、炎の桜の様になってとても綺麗な技。
勿論、威力も折り紙付きだけれどね。
「フフ、やれば出来るじゃない。偉いわ二人とも。」
「あ、ありがとうございます……。」
「フフン、当然だよ!!」
まぁ、尊大な態度は許してあげましょうか。だって今は―――――
ギィィィィィン!!
「許シマヘン。」
ギンガンドン!ギィンギィン!!
「あらあら、スカートが破れてしまったわよ?いけないわ〜。淑女たるもの、常に優雅に戦わないと。」
この月詠とか言う子―――刹那に大壮惚れ込んでいるようだけど・・・・。
危険ね。今戦わせたら、間違いなく負ける。
ギギギギギギギギギギギギギギギギイギギギギギギギギギギギギン!!
「ウルサイウルサイウルサイウルサイイルサイウルサイィィィィーーーーーー!!!」
「困った子ねぇ〜。ちょっと静かにしてもらうわよ?刹那、"夕凪"貸して。」
「あ、ハイ!!あ、でも、なんで……。」
『明星の彗星』を橋に突き立て、"夕凪"を抜き放つ。
そして―――
「『斬魔剣 二の太刀・千変万化』。」
キン
「あ、ふ……?」
「え……?」
トサッと倒れて来る月詠ちゃんを受け止め、仲間の子に声をかける。
「そこの子……。この子、受け取ってくれないかしら?」
「ッチ、なんやあんたらにバレバレやないか……。意味あらへんなぁ。」
「ウフフ、そんな事無いわ。気配消すの、とっても上手よ。刀子のとは比べるまでもないけれど。」
男の子は月詠ちゃんを受け取ると、『覚えとれよーー!』と中々な台詞を言って走って行った。
あの子とも、これから先長くなりそうね〜。
「あ、あの、ノワールさん。さっきの技は一体……?」
「ええ、まだ教えて貰ってないわよね。
あれは主に非物理・無形の敵を斬る『斬魔剣 二の太刀』と、秘奥義の『千変万化』。
あの子の中にあった狂気を千回斬って殺したのよ。」
『千変万化』は"斬る物を選ばない"神鳴流の根源であり、最高の技。
修行中の人から達人までは斬る物を、技によって自在に選ぶことができるの。
でも、"頂"まで極めた人が使えるの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ