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少年は魔人になるようです
第48話 二戦 あるいは三戦のようです
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きらめちゃダメ。億分の1でも生きれる可能性があるなら、そっちを選びなさい。」

『グ、が、ゴブファァ!!?』

『古廐!!女ァァァァァ!!よくモ弟をぉぉオオオ――

ガルルルァ!! ゥオォオオオ―――ン!! 

な、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?』

「・・・それ、こっちのせりふ。せつなと、もみじ・・・いじめた。だから、しんじゃえ。」

『お、オイオイオイオイオイ!!ナンダナンダヨてめェらはぁ!?人が楽しんでるとk「(ザシュゥ!)」

「誰がそんな濁声で喋る事を許可したのかしら?」


死を覚悟した筈の一撃を止め、3秒足らずで二人の鬼を斬り払い、

一人を食わせたのは―――朝から行方の知れなかった、ノワールさんとアリアさんだった。


Side out

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Side 月詠


なんやの?あの人達。折角私がセンパイと魔王はんと楽しんどったのに。

我慢して、我慢して、我慢して――――

もう少しで最っっっ高の状態になれたのに・・・・・・。

なんやの?なんやの??

ナンヤノ、ナンヤノナンヤノナンヤノナンヤノナンヤノナンヤノナンヤノナンヤノ?


「許シマヘン。」


Side out

―――――――――――――――――――――――――――――

Side ノワール

朝。シュウから連絡が来て、お昼過ぎに詠春のところに来てって言われたから、

適当に散策してからデート中(仕込んだ)の刹那と木乃香を拾って行こうとしたら・・・。

映画村の方から、ちょっといけないレベルの妖気がして来てみたら。

何故か刹那ともみじが着物姿で鬼と戦ってて、ピンチだったわ。


「ええ、許せないわよねぇ?この子達の柔肌に触れていいのはシュウだけよ?

シュウとこの子達を苛めていいのは私だけよ?

これが許せましょうか?いいえ、許してはいけないわよねぇ〜?」

「・・・・・・ママ、ズレてる。」


ああ、いけないわ。三人が着物なんか着ててつい美味しそうだったから・・・。

仕方無いわよね☆


「……コホン。とは言え刹那、もみじ。こんな雑魚以下のプラナリアに手間取る様じゃ、

シュウの傍には居られないわ。だから―――残りはあなた達が倒しなさい。」

「は、はい!!」

「フンッだ!!もう少しで倒せてたもんね!!」


私の横に倒れていた刹那が飛びだし、もみじの炎が更に吹きあがる。

残りの鬼達は闖入者(私とアリア)と仲間が瞬殺された事で、一瞬出遅れた―――

それで、今のこの子達には十分な隙よ。


「『魔炎(フォイエ・タウバー)
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