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駄目親父としっかり娘の珍道中
第30話 殴りこみをする際は必ずノックをしましょう
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が邪魔なだけだよ! 銀さんこの通りロン毛だからさぁ」
「何所がロン毛? 言い訳するならもう少し上手い言い訳しなよ」

 折角助けたのにまたしても銀時とフェイトの口論が勃発した。この二人、相当仲が悪いようだ。
 そんな二人に向かい先ほどよりも屈強そうな雑魚が群がってきた。
 武器を振り上げて、隙だらけな銀時とフェイトを一撃の元に粉砕しようと振り下ろす。
 だが、その時にはあべこべに雑魚の方が吹き飛んでいた。

「てめぇら! 人が会話している最中に攻撃してくるなんざぁ、マナーがなってねぇぞマナーが!」
「イベント中は攻撃しないのは最低限のマナーじゃないの? それすら守れないから貴方達は雑魚キャラなのよ!」

 互いに青筋を浮かべた銀時とフェイトがそれぞれ吹き飛ばしたと考えられる。
 普段喧嘩ばかりしている両者だが、こう言う時には息がピッタリ合うようだ。
 その証拠に向い来る敵を次々に互いに蹴散らしていく。
 空中から襲い来る敵にはフェイトが対応し、地上から迫る敵には銀時が対応する。
 互いに互いの死角をカバーしあいながら階段を上っていくのだ。

「やれやれ、何だかんだ言ってあの二人、結構仲良いんだからねぇ」
「そうですね。僕達も行きましょうか」
「おう! 最下層に行ってあの鬼婆に一発ガツンとかましてやるネェ!」

 息巻くメンバー。だが、そんな中で突然異を唱えてくる者が居た。

「悪いが此処からは別行動だ」
「土方さん?」

 そう、土方達真選組のメンバーであった。

「どうしてですか?」
「この真上のフロアに動力室がある。そいつを俺達はこれから止めに行って来る」
「そいつを止めておきゃこの薄汚いラピュタもどきはもう何所へも逃げられませんからねぃ。足を奪っちまうって寸法でさぁ」
「そんな訳だ。下の相手はお前達に任せるぞ。俺達もすぐに向う」

 彼等が言うには動力室を抑えればもう、この時の庭園は逃げる事が出来なくなると言うのだ。
 もうこれ以上プレシアの暴挙を許す訳にはいかない。このままプレシアを逃がせば、恐らくもっと非道な事をするに違いないのだ。
 止めねばならない。やらせる訳にはいかない。
 その為にはまず足を奪う必要があったのだ。

「俺達真選組とクロノの四人で動力室を抑えてくる。お前等は下に行って今回の首謀者をぶちのめして来い」
「分かりました。必ず下で合流しましょう!」
「先にくたばるんじゃねぇぞぉドS!」
「心配しなさんな。俺ぁ土方さんとてめぇを殺すまで死にゃしませんよぉ」

 互いに一時の別れ言葉を言い合い。そして分かれた。
 新八達万事屋メンバーとアルフ、ユーノ達は螺旋階段を下り下へ向い。
 近藤達真選組メンバーとクロノの四人は上へ向い動力室を抑えに向った。

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