第28話 バトルってのは何でもかんでもド派手にやれば良いってもんじゃない。空気を読んで節度を守って正しくルールに乗っ取ってやりましょう
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ースラロボが拒絶反応を示したようだ。以外とデリケートなロボットらしい。
突如、激しい振動が起きた。爆発の振動だ。
「急いで! ミサイルが背後に命中しまくってる! このままじゃアースラロボでも危ないから!」
「よし、此処は局長の俺に任せろ!」
今度は近藤が席に座った。流石に大人な体なので手足が届かないと言う事態はないようだ。
操縦桿に手を合わせて、アースラロボの操縦を一手に引き受ける。
「行くぞ! 侍の戦い振り、特と見るが良い!」
カッコいい台詞を吐き、構えを取る。普段から戦いなれた構えだ。
しかし、そこで近藤はある事に気付く。それは、アースラロボが丸腰だと言う事にだ。
「あり? ねぇ、このアースラロボに武器ってないの?」
「えと、実はこの形態も試作段階なんで……まだ武器は実装されてないんです」
「うっちょぉぉぉぉん! それじゃ戦えないよぉん! 俺の名刀虎鉄っちゃんの切れ味を見せたかったのに駄目じゃぁぁん!」
「良いからさっさと降りろこの駄目ゴリラ!」
結局近藤も使い物にならなかった。そんな近藤を蹴り落とし、銀時が座ろうとしたが、其処へ土方が乱入しだす。
「待てこの腐れ天パー! それは俺が操縦する!」
「退けニコチンマヨラー! てめぇに任せたらまた同じ目に遭うだろうが! 俺が操縦する!」
「誰がてめぇなんかに任せられるか! 此処は俺がやるべきだ!」
「いいや、俺だ!」
「いいや、俺に決まってるだろうが!」
操縦者を決める争いを始める両者。しかし、その両者ともアースラロボの腕の操縦桿を握り締めたまま喧嘩を始めている。その為、外ではアースラロボが必死に自分のボディを殴りまくっていると言う世にも奇妙な光景が映っていたのだ。
「ちょっとおおおおおお! アースラロボ壊す気なの貴方達いいいいいいいいい! もうあんた達のせいでアースラロボのダメージ限界率が90%突破しちゃったじゃない!」
「うぞぉ! もう壊れる寸前じゃないですか! いやだああああ! こんな所で死にたくないぃぃぃぃ!」
かなりやばい状況に陥ってしまった。折角アースラの緊急戦闘形態になり形勢逆転出来ると思っていたのだが、此処に来て馬鹿を曝け出したメンバーの為に逆にとんでもない窮地に立たされてしまったのだ。
「おいおい、このままだとマジでやばいんじゃねぇの? 一体誰のせいだよ。此処まで追い込んだ張本人ってのはよぉ」
「正直に名乗り出るってんなら介錯つきの切腹で勘弁してやらぁ。さっさと名乗り出て来い」
「てめぇらだろうがああああああああああ!」
ちゃっかり他人事として片付けようとした銀時と土方に向かい新八の飛び蹴りが炸裂する。
其処へ空かさず神楽が銀時に、沖田が土方に激しいストンピングの嵐をお見
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