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駄目親父としっかり娘の珍道中
第28話 バトルってのは何でもかんでもド派手にやれば良いってもんじゃない。空気を読んで節度を守って正しくルールに乗っ取ってやりましょう
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か分からなくなってるんですけどぉぉ! あれ、これ俺達が悪役なの? 俺達が悪い方なの? 結局俺達どっち側なんだよぉぉぉ!」

 もう完全に立場が逆転している感じであった。ブリッジではとても嬉しそうにリンディが両手を交互に打ち込んでいるし、外ではそれに連動してアースラロボが両拳を時の庭園に叩き込んでいる。
 しかし、これならばあの強固な結界を破れるかも知れない。そんな一縷の希望が見え始めてきたのだ。
 しかも、この形態だと防御能力も増しているらしくミサイル如きでは話にならない。
 これは正に勝利フラグ確定じゃね? ぶっちぎりで勝てるフラグじゃね?
 等と勝ちを予想し始めるメンバーだったのだが、此処に来て問題が発生してしまった。

「うっ!」
「か、艦長!」

 なんと、突如リンディが顔を青ざめて蹲り始めたのだ。一体どうしたと言うのだろうか?

「か、母さん! どうしたんですか?」
「おい、大丈夫か? 一体どうした?」
「き、急に激しく動いたものだから……気持ち悪くなっちゃって」
「どんだけ不健康なんだよお前のお袋さん! 普段からあんな甘ったるい茶ばっか呑んでるからそうなるんだよぉぉぉ!」
「あんたに言われたくないよこの糖尿病寸前侍!」

 どうやら普段からあんまり運動の類をしなかった為に急に激しい運動をした為に訪れた吐き気に見舞われたようだ。
 これではとてもアースラロボの操縦など出来る筈がない。操縦者を交代せねばならないようだ。

「急いで交代して下さい! このままでは良い的です!」
「分かりました。僕がやります!」

 意を決しユーノが名乗り出る。先ほどまでリンディが座っていた艦長席に座り、操縦をしようとした。
 が……

「て、手足が操縦桿に届かない……」

 如何せんユーノはお子様体型だ。なので大人のリンディが扱っていた操縦桿に届く筈がない。手足が短すぎたのだ。

「何やってんだよこの役立たず! お前此処で役に立たなくてどうすんだよ! だからお前は世間から淫獣って呼ばれてるんだよ!」
「ず、ずびばぜん……後は宜しくお願いじまず」

 余程悔しかったのか、大粒の涙を流して退散するユーノ。

「しょうがない。此処はあたしがやるよ!」

 選手交代で今度はアルフが搭乗する。が、その突如画面全体にデカデカと【エラー】の文字が刻まれだす。

「え? 何々? 私何もしてないけど?」

 突然起こった事態に慌てだすアルフ。すると、そんなアルフの目の前に説明文章が舞い降りてきた。

《ペットの操縦厳禁、犬猫の操縦厳禁》

「あたしゃ犬じゃない! 狼じゃボケがぁ!」
「どっちにしても使えないじゃねぇか! てめぇも役立たずじゃねぇか!」

 どうやらアルフが狼の使い魔な為にア
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