第27話 幾ら悲しい話でも人の事巻き込んだらはた迷惑な話にしかならない
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事に拷問を終えた後、使用していた落書きだらけの顔写真をフェイトの目の前で粉々に破り捨ててしまった。
その瞬間、フェイトはまるでムンクの叫びみたいな顔をし、そのまま失神してしまったのであった。
「おいいいいぃぃぃ! 変態女気絶しちまったじゃねぇか! どうすんだよお前ぇ!」
「あり? ちぃとやりすぎちまったみたいでさぁ」
やり過ぎたと言うのに全く反省の色がない沖田。とりあえずこのままだと聞き出せないので必死に目を覚まさせる事にした。
「おら、とっとと起きろやこの変態女! お前が目覚めるまで何回でも何十回でも殴りまくってやるぞぉゴラァ!」
とりあえず手っ取り早い方法として弱体化した状態の神楽でひたすらにフェイトを殴り続けると言う暴挙に走った。無論アルフが発狂しだしたので江戸メンバー全員で抑えたのは言うまでもない。
「う、うぅ……」
どうにかこうにか目を覚ましたのか唸り声を上げる。そして、その次に感じたのは両頬に伝わる激しい痛みであった。
「い、痛い……何これ? 私何時の間にか虫歯になっちゃったの?」
「違うアル。私がひたすら殴り続けただけアル」
「鬼! 悪魔!」
再度泣き叫ぶフェイト。だが、泣いて許される程銀魂は甘くない。
「おら、さっさとお前の家の場所を吐けや! でねぇとまた沖田に例の拷問して貰うぞぉゴラァ!」
「言う言う、言います言います! だからもうアレは止めてぇ!」
泣くほど辛い拷問だったのだろう。やはり拷問の類は沖田に任せて正解だったようだ。
***
フェイトが坂田銀時に敗北し、その後空しい戦いを演じたが結局管理局に捕まってしまった光景は既にプレシアに知れ渡る結果となっていた。
「フェイト……最後の最後で結局貴方は使えない子だったみたいね。まぁ良いわ、どの道他の方法で残りのジュエルシードは手に入れられるだろうし」
玉座に座りながら一人で呟くプレシア。目の前に映っているフェイト達の映像を一旦消し、別の映像を映し出す。
それはこの庭園内にあると思われる個室であった。その個室の中で一人深い眠りにつく少女の姿があった。
なのはである。
「本当に、この子は良い拾い物をしたわね。とことん利用させて貰おうかしら」
***
「うぅ……酷い目にあったわ」
顔色は悪くなり、目の下には隈が出来上がってる状態のフェイト。
そんなフェイトを無視するかの様に回りでは慌しく動き回っていた。
「おぉいてて……ったく、素直に吐きゃ良いのによぉ。強情を張るからこうなるんだよ」
そんなフェイトの横で自由になれた銀時が手をブラブラさせながらそう言っていた。
まぁ
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