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少年は魔人になるようです
第47話 彼女達は敵達と戦闘を始めるようです
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いてきた。


「お前は、何を知りたい?何を、成し遂げたい?」

Side out



Side 刹那

「ハァ、ハァ……。ちょ、せっちゃぁーーん。なんやの?」

「刹那ん速いよおーーー!おいてかないでーー!」

「あぁ!すいません、お嬢様、もみじさん!?」

「おじょー、さま、いわんでってぇ〜〜!あーもー疲れたぁーー!」


班別行動で動いていた私・おじょ・・・このちゃん・もみじさんでしたが、

エヴァさん達が丁度居ない時に敵の襲撃に遭い、こうして逃げているのですが・・・。

白昼堂々狙ってくるとは――


「……仕方ありません。あそこに入ります。」

「あ、映画村。ここに来たかったん?」

「もう、休めるん、なら、何でもいいよぉ〜〜。」

「と、とりあえず入りましょう!」


映画村に入ると、かなりの人がいた。・・・ここなら、迂闊には襲って来ないだろう。

ノワールさんとアリアさんは朝から行方不明だし、やはりエヴァさん達に連絡を入れて、

援軍が来るまで時間を稼いでいた方がいいか・・・。


「なーなー、せっちゃーーん!これ見てぇ。もみじはんめっちゃかわいいやろ?」

「うぇ!?あ、ハイ。お嬢様ももみじさんも、とても似合っていると思います。」

「ぶー。ボクおまけみたいじゃーん。そんなに変かなぁ?」


いつの間にか着替え、不満顔でくるりと回るもみじさん。

いつもより高い位置で纏めた髪と着物が舞い、名前の通り紅葉を思わせる。

お嬢様も同じ髪型だが簪を付けており、浴衣はもみじさんのとは対照的に落ちついた色で

黒髪がよく似合い、お世辞の欠片もなく、二人とも美しいと思える。


「い、いえそんな!本当に似合っていて綺麗だと思います!!」

「むー。そこまで言うんなら刹那んも着なさい!命令です!!」

「あ、ええ考えやぁ。せっちゃんいっつもかわええ服着ないんやもん。

勿体ない思ってたんやわぁ。」

「え、いや!!私なんかが着ても二人と一緒に居ると比べられて一層貧層と言いますか!?

え、ちょ、やぁぁぁぁあああーーー!!」

………
……


「いややわぁ……。ものっすごい綺麗やわ………。」

「うん!すっごい綺麗だよ刹那ん!愁磨が見たら間違いなく一発だよ!!」

「う、うぅぅ……。このような服では護衛が出来ないと言いますか…。うぅ……。」


20分後、私達は着物姿で映画村を練り歩いていた。

着せ替え人形の如く着物を選ばれた結果、私は白に近い淡い桃色の着物を着る羽目になった。

いつもはサイドに纏めている髪も下ろさせられている。

袋に入れてもなお、恐ろしい程に"夕凪"が似合
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