第47話 彼女達は敵達と戦闘を始めるようです
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男の子は私達と比べ物にならないくらい強かったけど、流石に勝てなかった。
ってゆーか出るのレアカードばっかか!!それはそれで困るけどさ!
「くぅぅ!いつかこの借りは返したるで!ほなな、愁磨はん。」
「ああ、君もな。―――」
先生がボソッと何か言うと、男の子はビックリした表情して走ってっちゃった。
んー、不思議な雰囲気の子だったねぇ。
「さって、俺は知り合いのところに行ってくるからな。羽目外し過ぎるなよー。」
「はーーい!奥さんとお幸せにーー!!」
ゲーセンの出口に居たアリカ先生にも向けて言う。綺麗だよねぇ、アリカ先生もノワール先生も。
あんな大人になりたいわよね。・・・不遜とか言わないように。
「あ、愁磨先生カード忘れてってるです。」
「え?あ、ホントだ!」
愁磨先生の座ってた筺体を見ると、貸してたスターターと20枚くらいのカード・・・
つまる所、今日出してたレアカードが全部重ねて置いてあった。
「………これ、くれるって事なのかな?」
「じゃない?いやー、先生ってホントカッコイイよねぇ。さて、次どこ行こっか?」
「わ、私はどこでもー。明日菜さんは――……。あれ?明日菜さんは?」
そう言われて見てみると、明日菜も居なくなってた。
まさか、愁磨先生を追ってった・・・?こうしちゃいられない!!
「私達も追うよ!!」
「……行き先が分かりませんです。」
Side out
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Side 小太郎
「どーやった?小太郎はん。」
「いや、ありゃあかんで千草の姉ちゃん。ワイの正体バレとったわ。
しかも、姉ちゃんと月詠はんによろしく言うとったで。」
でも、足止めは出来たで。こんだけ止めときゃ、あのフェイトとか言う奴が
ネギなんちゃらの事始末しとるやろ。
「あーあ、ワイもやってみたかったわ〜。同い年で本気喧嘩なんてした事あれへんのに。」
「そんならフェイトはんがおるやないか。あれならいくらでも相手になってくれんで?」
冗談。あんな化けモンとやったら蒸発してまうわ。
でも、あの織原愁磨言うんは楽しめそうやったなぁ。手加減してくれるやろうし。
ちょっと燃えてきたで、この任務。
Side out
―――――――――――――――――――――――――――――
Side 明日菜
「「「「「「「いらっしゃいませ、織原様。」」」」」」」
「久しぶり〜。元気にしてた〜?」
私はゲーセンから愁磨先生のあとをつけて、友達の家まで来た。
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