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少年は魔人になるようです
第47話 彼女達は敵達と戦闘を始めるようです
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は邪魔者の排除だ。

雇い主の人がね、君は絶対に邪魔するから殺して来いって。」


敵側の、刺客――――!!こんな化け物に命令出来るなんて・・・。

何で制御してるんだ?力か、お金か・・・。人質が効く相手じゃないだろうし。


「ああ、勘違いしないでよ?ぼくは従ってる訳じゃないんだ。

あくまで利用しているだけ。ここに来た目的は・・・そうだね。品定めが正解かな。」

「品、定め………?」

「そう。君が本当にそうするに値するかどうか。それだけだよ。」


分からない。何を言っているは分からないけれど・・・。

敵意は無いって事でいいんだよ、ね?


「……ここから、出して貰える?」

「ああ、良いよ。」(パチン


フェイトが指を鳴らすと、石の矢が三本、鳥居に向かって飛んで行った。

『魔法の射手』無詠唱・・・。しかも、最も高度な物理系を。


「それじゃあ、"警告"はしたからね。」


それだけ言うと、景色に溶け込むように消えて行った。

"邪魔"、"警告"―――つまり、僕が邪魔しそうな事をする計画があるんだ。

普通なら止めるけど・・・。


「絶対に止められないのに行くなんて……。間違いなく笑われちゃうよね。」

「あ、アニキ……!変な事考えねぇでくだせぇ!!

いくら何でもあれにゃ勝てませんぜ。命あっての物種って言うし。」

「そう、だよね……。」


う〜ん、きな臭いってだけで何かするって100%決まった訳じゃないし。

警戒はしておくとして、とりあえず今は親書渡しに行かないと!

Side out



Side 早乙女


「よっしゃぁー!これで関西のカード全部(コンプリート)だ!」

「……な、なにが初心者よ………。一回辞書で意味調べて来なさいよね……。」

「全くです……。」


明日菜が愁磨先生と戦うこと10回。

最初はいい勝負だったんだけど、3回目から徐々に押されて、6回目からは完全試合(パーフェクト)

そこからは私と夕映で仇討ちをしようとしたんだけど・・・・。


「出て来るの全部レアカードとか……。Luk値どうなってんのよぉーー!

せんせー、私の分もやってくれません?って言うかやってーー!!」

「アッハッハ、足掻け足掻け若人。」

「おー、兄ちゃんやるなぁ。ワイと勝負せんか?」


騒いでると、隣の筺体に男の子が座って来た。やりそうな子だね!いっちょコテンパンに――――

………
……


「っだああああああああああああ!また負けたぁ!?強すぎやろ!!」

「フッ。俺のHPを半分削ったのはお前で二人目だ。誇っていいぞ少年。」
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