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八条学園怪異譚
第三十五話 座敷わらしその四
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「猫耳までって」
「何となくわかるでしょ」
「はい、私も萌えとかは詳しくないですけれど」
 もっと言えば入口にも入っていない、聖花の萌えもその程度だ。
「ただ」
「ただって?」
「先輩がそう仰ると」
 茉莉也を見つつこう彼女に言う。
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