第一幕その五
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れど二人はそんなことを知る由もなく森の中で野苺を摘んでいました。
「ねえグレーテル」
ヘンゼルが側にしゃがんでいるグレーテルに声をかけます。二人は暗くなってきた森の中で二人しゃがんで野苺を摘んでいるのです。
「そっちはどう?」
「かなり集まったわ」
グレーテルはお兄さんの方を振り向いて答えました。
「これだけあったら大丈夫よね」
「そうだね」
見れば籠にはもう野苺が一杯で溢れんばかりです。真っ赤な野苺が暗くなってきた森の中で赤く光っているように見えます。
「あとこんなのを作ったわ」
グレーテルはその手にあるのを見せました。
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