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SAO――とある奇術師は閉ざされた世界にて――
一章 七話 とある殺人ギルドの首領
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呟いたつもりが、思いがけずボリュームが出てしまったらしい。蒼い少女がぷっと吹き出し、Mr.落武者が、わはは、と豪快に笑う。
うん、やっぱり落武者。
髪の毛はボッサボサで、伸びまくり。髭もボーボー。横幅でさえ、肩幅よりもありそうだ。
SAOでは髪の毛が伸びたり、といったことはないから、全て自分で望んだカスタムなのだろうが。

落武者が、やっと笑いを静めてこちらへ近づいてくる。
ヒョロッとデカイ。190センチ位ありそうだ。
「まさか出会って二言目が”落武者”だとはね。・・・・ククッ」
奴は笑いを再発させつつ、手を差し出してきた。
「ジゼルだよ。よろしく」

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