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銀色の魔法少女
第十一話 温泉宿での決闘
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ていたらおそらく破壊されていただろうけど、彼は運良くなのかジュエルシードで受け止めた。

 レイにも予想外だったようで、動きが一瞬止まる。

 それが命取りだった。

「虚刀流 百花繚乱!」

 彼の膝蹴りがレイのお腹に叩き込まれる。

「う、ぐぅ」

 レイはお腹を抑えて二、三歩下がる。

 その顔色は悪く、骨が折れているように思えた。

「レイ、ここは逃げよう」

「けど、ジュエルシードが、」

「そんな傷じゃもう無理だよ、大人しく撤退しな」

 アルフの口添えもあって、レイを一応納得させることが出来た。

 アルフにレイを任せ、私は彼に向き直る。

「次は、必ず勝ちます……」

 私はそう告げると、急いでこの場から離脱した。
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