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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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をぞくりとさせるような艶やかな表情に堪らず、慧卓は鈴口に留まった最後の一滴に至るまで彼女の中に放出した。
 実晴の足を下ろして慧卓はゆっくりと、中の温かみを味わうようにして肉棒を抜いていく。絡みつく膣肉の感触は程好く竿の屹立を維持せしめる。淫らな香りを漂わせる液体に濡れながら、陰茎が膣口より引き抜かれた。数秒遅れて、膣の蠢きに合わせるようにとろっと、精液が毀れてくる。

「あっ、出ちゃった・・・」

 惚けた口調で実晴が呟く。身体のあちこちに珠のように汗が浮かび、興奮と疲労で艶やかな赤に肌を染めている。
 彼女は何気となく慧卓を見詰めた。情欲に解かされた瞳は、何処か物足りなさそうな煌きを抱いているようにも見え、慧卓は股座に知らず知らず血を通わせる。

「まだ、するか?」
「もっとぉ・・・もっと突いて・・・もっと一つにして・・・」

 潤った藍の瞳に滾るような情熱が走る。慧卓は唾を飲み込んで、再び彼女の身体を貪り始めた。 

 ・ 
 ・
 ・
 ・

「あああっ、いいいいっ、すごいぃよぉ!!けいたく、凄いぃぃ!!」

 実晴は叫ぶ。真っ直ぐに伸びる陰茎により膣内が蹂躙される悦びが走り、うつ伏せに突っ伏した身体が揺れていく。膝が寝具に擦れ、額に走る汗が布団に染み込んだ。
 四つん這いとなった彼女の身体を慧卓は後背から貫いて快楽を享受している。だが二度目とはいえ膣内の淫猥な蠢きに耐え切れないのか、些か乱暴な腰つきとなっている。

「ひいぃっ、いっっっ、あああっ、ああああっ!!!」

 実晴が獣のように叫ぶのも無理はない。尻肉を覆う肌は何度も慧卓の腰に打ち付けられた結果、赤く染まりあがっている。加えてより深い挿入をせがむように慧卓は実晴の腰を掴み、挿入の度にそれを己へと引き寄せるのだ。結果としていわずもがな、両者の性液に濡れた陰茎は更に深く刺さり、肉をぐりぐりと擦り上げていく。

「ああああっ・・・あああああんん!!いいぃ・・・気持ちいぃぃぃ、んあああっ!!!」

 だが実晴は拒まないどころか、自分から腰を押し付けていく。快楽と歓喜に包まれた本能では、最早この蹂躙に抗する術を持ち合わせていないのだ。肉がぶつかり合って淫水が弾ける音が響く度に、心が際限なく溶かされていく。理性すら溶かすかもしれないといった恐怖を浮かべる暇もなく、彼女は膣肉の蠢きを激しくしていく。

「ぃっぅ、いっちゃっ、いっちゃう!!いくいくっ、飛んじゃうぅぅうううっ!!!」

 言葉と共に膣の締め付けが強くなり、肉棒の硬さをより強く感じる。だが慧卓はまだ腰の躍動を止めない。実晴が絶頂に達したとて、自分が射精に至らなければ腰を止める理由にはならないのだ。 あの腰の奥から力が吸い取られていくような感覚を味わいたい、そして実晴の肉体をもっ
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