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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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ふ。今ビクってした・・・慧卓、動いていいよ?」
「・・・あぁ。出来るだけ優しくするよ」
「うん、して。愛して」

 慧卓はとてもゆっくりとした動きで腰を上下させ、肉棒の挿し入れを始める。快感を求めて焦れる心を抑えるように、数秒をかけて抜き差しを行う。慧卓に抱かれているためにその光景を見れていない実晴は、その動作の淫靡さとは対照的に、割と落ち着いた様子でその感触を甘受していた。

「んあ・・・あっ、はああっ・・・」

 火照った息が潤んだ唇の間から漏れて、慧卓の肩をそっと掠める。彼のいきり立った陰茎は今、抵抗の強い未熟な膣の中を行ったり来たり、卑猥な音を立てて掘削している。初めて味わう感触に実晴が色気のある声を出し、知らず知らずの内に慧卓の理性を蝕んでいった。 

「ぅぁ・・・すっごぃ・・・すごく熱い・・・ああん・・・」

 艶美な声に圧されるかのように、慧卓もまた荒げた息を彼女の耳元に吹き付けていく。隆起した肉棒を締め付ける、執着的で遠慮のない膣の蠢き。まるでその内に吸盤でも備付けているか、或いは天然の淫虫でも飼い慣らしているかのように、膣肉がねっとりと絡みついてくるのだ。溌剌とした性分ゆえの清楚さを併せ持つ彼女の美顔からは想像がつかぬほどの、快楽を追い求める本能への拘り。徐々に腰の躍動が淫らに変わっていくのも仕方がないといえよう。

「あああっ、ああっ、あっ、ああんっ!つ、強いぃぃ、これぇ、お腹の中ぁぁあ!」

 純真さに溢れた肌が一つの肉槍に揺らされ、実晴は天地がひっくり返されるような思いで瞠目する。口元はなすがままに開け放たれ、そして慧卓に貫かれる度に喘声を放つ。数秒をかけた挿し入れは、今や一秒の内に二回の往復がなされるような勢いである。淫猥な水音が陰茎と膣の間から弾き飛び、性液が二人の股座を濡らしていく。

「ひぃっ、あああっ、ああっ!はぁっ、はぁっ、あああっ!」

 実晴は陶酔したような面持ちで慧卓の背中を掻き抱く。整えられた爪の流線が皮膚に食い込み、赤い痕を残している。膣内から迸る奔放な情念が、稲妻のような勢いで身体を揺さぶり、理性を磨り減らす。痛みを感じる暇もなく、ただどうしようもないほどの快感が恥部の彼方此方から発せられ、羞恥の心も溶かされていった。だからであろう、慧卓にせがんでしまうのは。

「こ、これっ、気持ちいい・・・んあっ!いいよ、慧卓っ!なんか慣れて来たからぁっ、もっと、ああっ、動いてっ!!」

 慧卓は僅かに苦しそうな声を漏らしつつも、挿入の激しさを更に増していく。溢れ出る水音もまた淫猥さを増すかのように鼓膜を打ち、肉と肉がぶつかり合って弾けるような音もまた心を掻き立てる。陰茎の滾りが膣肉を無遠慮に穿ち、愛液の循環をより容易なものとさせる。互いの恥部を合わせて躍動させる度に、慧卓に押
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