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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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、掌の線の上に残ったものですら舐め回して嚥下する。そして彼女はまるで淫奔の霊が憑いたかのように、慧卓の陰茎に舌を巡らせ、其処を伝っていく液体を飲み込んでいった。
 欲情を誘う艶美な姿に慧卓が生唾を飲み込み、肉槍を更にそそり立たせる。実晴もまた愛おしげにそれを見詰めた時、ぐぅーっと、間抜けな音が慧卓の腹から鳴り響いた。

「・・・ご飯、作ろっか」
「・・・そだな」

 二人はおずおずと身支度を整えて、朝食の準備を始めていく。今更ながら、慧卓は窓の外からちゅんちゅんと囀る小鳥の声と、鬱陶しげに光る太陽の射光に気付いた。 


ーーー回想、一時終了ーーー


「エロい」「凄いエロい」
「・・・そう?」
「ああ。ケイタク、お前の彼女はマジでエロい。ぶっちゃけ羨ましい。そうだろパック?」
「そうだな。正直抜きたくなってきたけど、男の自慢話を聞きながら抜くのって物凄く愚息が情けなくなるからやめとく」
「そ、そうですか・・・続きも、話した方がいいですか?」
「当り前だ、ボケ!俺が聞きたいのは本番の時の話なんだよ!!」
「そ、そうですか・・・んじゃ、そこ、話しますね。・・・恥ずかしいけど」


ーーー慧卓の回想、実晴の家、朝食後ーーー



 寝具を敷いた部屋に戻るなり、二人は深々とした抱擁と接吻を交わしながら寝具へと倒れこむ。そして幾分かそのままに愛を交わした後、慧卓は彼女に告げる。

「じゃぁ、俺の上に乗ってくれ」
「な、なんて・・・恥ずかしい体勢・・・本当にやらなきゃ駄目?」
「お互いを理解して、気持ちよくするには、これが一番なんだよ」

 実晴が慧卓に伸し掛かりながら、ゆっくりと顔を陰茎の方へ近づける。隆起したそれは独特の生臭い香りを出しながら筋を立たせ、天に向かってそそり立っている。早く早く、実晴の献身さを受けたいとばかりに主張しているかのよううだ。余りの単純さに実晴が呆れの混じった息を陰茎に吹きかける。

「はぁ。男ってどうしてこう・・・」
「このっ、さっさと咥えなさいっ」
「んんむ!?」

 実晴の頭に手を置いて、慧卓は無理矢理陰茎を咥えさせた。ジト目で睨む彼女をいじらしく思いながら、慧卓は頭を撫でて彼女を諭す。

「ほら、朝みたいに」
「むぅぅっ・・・んん・・・むう・・・ちゅっ、ちゅぱっ」

 抗議の視線を其のままに実晴は陰茎への愛撫を始めた。朝と同じようにその竿に舌を這わせ、鈴口を舐め、食すかのように亀頭を吸う。びくびくとした快感が走るが、朝の行為のお陰か耐性がつき、慧卓は割りと余裕を持って彼女の行為を甘受した。そしてもじもじと気恥ずかしげに震える桃尻へと目を付ける。

「実晴、ちょっと腰をこっちに」
「みゅ?」
「・・・俺の顔の前に、腰をさ」
「っっ!」


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