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王道を走れば:幻想にて
幕間+慧卓:童貞 その2 ※エロ注意
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た。だらだらと淫らな液が垂れていく中を、慧卓は腰をぶるりと震わせて三度、その中を白濁液で汚していった。黒髪を躍らせながら実晴は灼熱を身体の内に受け入れ、涎を垂らしてこの悦びを感謝するように爛れた溜息を零す。幾度も抽送をしながら、慧卓は子種を注ぎ込んでいった。

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「んん・・・どう?・・・あああっ、凄い、でしょぉ?」

 媚びるような目付きに、艶治な腰つき。様々な液体によりびしょ濡れとなった互いの股座を、仰向けに寝転んだ慧卓が見遣る。そろそろ陰茎からひりひりとした痛みすら覚えて来そうな気配がする一方でいまだ屹立しており、騎乗するように慧卓に乗りかかった実晴の恥部に突き刺さっている。体力的にも気力的にもこれが最後の逢瀬となりそうだ。激しさの中に求め合った先までとは打って変わり、ゆっくりと感度を高めあうようように二人は快感を享受していた。

「はぁ・・・んあ、まだ硬いねっ、慧卓。すごい・・・あっ、今ぴくってぇ・・・」

 幾度もの射精と絶頂により奔騰した液体が、互いの性器の間から小水のように毀れている。それが潤滑油代わりとなってか二人は肌と肌の摩擦による痛みを覚える事無く、行為に集中する事が出来た。上下に腰を揺する実晴。一方的なまでに責められていたお返しとばかりに膣肉の蠢きを操り、幾分か余裕を取り戻して柔和な笑みを浮かべた。慧卓が陶酔したように熱の篭った瞳を一心に実晴の媚態に注いだ。それがまた彼女に愉悦を与え、喘ぎを漏らしてしまう。

「ああっ・・・あっ、あああっ!・・・なんかぁ・・・もういっちゃいそう・・・もう駄目になっちゃうっ」

 実晴は蕩けるような笑みを浮かべながらゆっくりと、慧卓の胸にしな垂れる。慧卓は実晴の臀部を確りと握り締め、その腰の上下運動を助ける。胸部から腹部にかけて柔らかな女体が抱きついてきて、淫奔な薫りを乗せて慧卓の最後の射精をねだってきた。実晴が淫蕩とした面持ちで涙を流しながら慧卓にせがむ。

「けっ、慧卓・・・嗚呼・・・一緒に、最後まで、一緒にぃ・・・いこぉ・・・」

 胸元で囁く愛する者の言葉を慧卓が無視出来る筈がない。臀部からそっと手を離して彼女の背の方へと回し、汗に塗れたそれを優しく撫で付けてる。その一方で、疲弊する身体に鞭を打つ気概で、腰の躍動を再び早めていった。後背から突いていた時や対面で座り込みながら付き合っていた時と比べれば、それは寧ろ優しいとも形容される腰付きである。だが卑猥さや貪欲さという点で比較するなれば、どちらも絶頂と種付けを目的とした性行為に過ぎず、両者の淫らな獣性は色濃く覗かれていたのであった。

「あああっ・・・いくねっ・・・くぅぅん・・・いく、いくっ!!」

 実晴は慧卓の胸に拳を置きながら一つ小さく震え、慧卓も溜息を零しながら精を奔
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