part20 英雄 そして 勧誘
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ようにする事だということ
・曹操は才能ある人間を探しており、その時に特異な力を持つ俺を偶然見つけたということ
・目的の為にテロ行為も行っているということ
・自分たちが動く理由は人間としてどこまでやれるかを試す為だということ
……といったところだ。まだまだ他にもあったが……
……実を言えば共感できる部分もいくつかある……特に『神器』のせいで迫害され、惨めな人生を送ってきた者たちに活躍の場を与えたい』……この言葉にはかなり共感できると思った。
……自分も似たような目にあったからだ……転生前も、転生後も……だが!
「断る」
その答えに、シャグリーンは安心してような顔をし、曹操は少し眉を下げた。
「翔太……」
「……その理由は?」
確かに俺も人間としてどこまでやっていけるか試したい気持ちもあるし、何より仲間だって欲しいと思った……それに俺は、主人公側の原作キャラには敵認識され、もう二度と”主人公側”には付けない所まで堕ちた……けどな
「俺は……テロリストにまで堕ちる気はねぇっての」
「君は人外に勝手に”悪人”だと決めつけられ、散々な目にあったと聞いたんだけどね……」
……だからなんだよ……
「あいつらのことは許す気はねぇ、むしろまだ憎んでいる……あいつら側につこうとも思わねぇ……だけどなぁ……
だからってテロリストになってまで復讐しようなんざ思ってねぇし、そもそも復讐なんて考えてもねぇっての!」
sideシャグリーン
ふう……ヒヤヒヤしたのじゃ……
まあ、同じ人間だからってこやつらが丁重に扱うとは思わなかったということもあるんじゃろうな。それにこやつらが仮にいい奴らだったとしても、組織は一枚岩では無い。ほかの派閥が人間をゴミ程度にしか思っていなかったら……何よりこやつらが”いい奴ら”ではなかったら……いや、テロ行為行っている時点でいい奴らでは無いか。
「力ずくは……まぁ別に嫌いじゃないからいいか。ジーク!」
「ああ!」
くっ! 結局、力尽くだろうがなんだろうが仲間にするつもりだったんじゃな!
白髪の優男がこちらを向き腰にさしてある剣のうち、一本を抜いた。
「この剣は『魔帝剣グラム』。最強の魔剣だよ」
そう言うやいなや走り出し、目の前からいきなり消えた。
「は、速い!? 翔太!」
「ああ、全然見えない……」
しかもあの剣は帯刀したのを抜いた……”無”から作り出された剣では無いということ。つまり、能力はなくなるが、普通の剣としては翔太に当たる。
おまけに、さっきも言った通りコイツの動きに翔太はつていけてない……結果、翔太は成すすべもなく斬られてしまう!
「あれ? 灰色髪の子、ジーくんの動きに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ