階段にて
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手を軽く滑らせると指と指の間をスルリと毛が流れていく感触がまた心地好い
指が少しもひっかかることもない
「……ゃぅ……ぃん……っ……」
名残惜しいものの、時間が押しているため、手をしっぽから離す
「あ……」
潤んだ瞳をこちらに向け、残念そうな声を漏らすシノンだったが、次の瞬間我に返ると一気に顔の赤みが増した
「……気持ちよかったぞ」
「う、うん。どういたしまして……」
正直なところ、かける言葉が見つからなかった
「はいはい。ここから先は部屋でね? じゃあ、行こうよ」
アスナの咳ばらいで空気はいつも通りになり(全員顔は赤いが)階段を降りた
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