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第一章 大戦期
第十七話
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の意思の力を反映させることができるのか!?」
なにやら聖書の神が微妙な勘違いをしているがそれを訂正している暇はない。
俺は鍔迫り合いの状況からいきなり宙返りをし、バックパックにマウントされたニューハイパーバズーカを発射する。
聖書の神に直撃したバズーカによって発生した爆風の中、俺はマニュピレーターに搭載されているダミーを発射し、辺りにダミーを展開する。
爆風は聖書の神が神剣の一振りで散らされてしまったが、すでに周りにはたくさんのダミーがある。
突然増えた敵の姿に一瞬驚いた様子の聖書の神だが、すぐにダミーだと気づく。
だが、ダミーの影にフィン・ファンネルが隠れていることには気づかなかったようだ。
俺はすかさずダミーの影からフィン・ファンネルを使い、全方位からビームを放つ。
さすがに全方位は対応できなかったのか、聖書の神の身体にいくつかのビームが突き刺さる。
「ッ小癪な!!」
聖書の神は神剣を無造作に振り回し、発生した衝撃波でダミーを吹き飛ばす。
そしてそのまま神剣にこれまでにないほどの力を溜め、斬撃を放ってくる。
俺はフィン・ファンネルを周りに展開し、四角錐型にバリアーをはる。
更にフィン・ファンネルをサイコ・フレームで強化する。
「νガンダムは伊達じゃない!!」
ぶつかった斬撃によってフィン・ファンネルバリアが破られそうになるがサイコ・フレームが俺の意思と共振し、緑色の光を発した。
光は一度空を覆い、その後包み込むように神剣に集まっていく。
「この神剣の力を、抑え込むだとっ!?」
光に包まれた神剣は抵抗するかのようにオーラが漏れ出すが、サイコ・フレームから発せられる光を振り払うにはいたらない。
俺はフィン・ファンネルを再度展開し、攻撃を加えようとするが異変が起こる。
ソレは突然現れた。
白い鋼鉄の身体にガンダムを彷彿とさせるツインアイとそのうえについたモノアイ。
最大の特徴は合計十二もの孔雀のような羽根。
ソレは周囲を見回すようにモノアイを動かす。
そしてモノアイは俺を見つけ、じっと見続ける。
俺はソレに見覚えがある、だがなぜソレがこの世界にいるのかが理解できない。
「バル……バトス、だと!?」
俺は無意識にソレの名をつぶやいていた。
『オマエガ……』
ソレ、いやバルバトスはこちらを見つめたまま機械的な声を発する。
バルバトスはそれ以降しゃべることなく、変形する。
変形した後の姿はまさに孔雀。
広げられた羽根はエネルギーを生じさせ、その全てを孔雀の頭にあたる部分に収束し、その膨大なエネルギーを解放する。
解放されたエネルギーはビーム状になり、こちらに一直線に向かってくる。
俺は神剣を封じていたサイコ・フレームの光をビームにぶつけるが、一瞬にして光が打ち消される
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