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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第27話 妖怪大戦争(後編)
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にマサカドは避ける事も出来ず直撃した。
「お、おのれ………」
感電した様に自身に電撃が流れている中、バルトの姿を見る。
「楽しかったよ、じゃあな」
マサカドは何も出来ず、振り下ろされた斧を受けたのだった………
「貴様………何故………」
2つに分かれながらも弱々しくバルトに話しかけるマサカド。
「おかしいと思ったのは2回目に反射しようとした時だ。フェイントを入れて斧で斬りかかった時、お前は何故か反射せず、髪を使って避けた。それでふと思ったんだよ。反射出来るのは物理攻撃と魔法………まあ何かしらの物理とは違うものそれぞれ別々にしか反射は出来ないんじゃないかってな」
「なるほど………見切られたと言うことか………」
「そういう事だ」
そう言うと満足したように目を瞑るマサカド。
すると次第に首が塵になり始めた。
「最後に楽しい戦いが出来た。あの小僧にも感謝せねばな………小僧、そしてお主、名前は?」
「エ、エリオ・モルディアル………」
「バルト・ベルバインだ」
不意に声をかけられたエリオは小さい声ながらも力強く答えた。
「ふっ、その名、覚えて地獄へ行こう………さらばだ!!」
そう言い切ったマサカドは静かに塵となっていった。
「………」
「お疲れだなエリオ、後はゆっくり………」
「バルトさん………」
「あん?」
肩に手をやり、崇徳院の所へ向かおうとしたバルトにエリオが声を掛けた。
「僕は弱いです………」
「そうだな………」
「大事な人すら守れないです………情けないです………」
「だな」
「だけどもっと強くなります。どんな敵が現れてもせめて守りたい人を守れるように………」
そんなエリオの決意を聞いたバルト。
いつもなら茶化したりバッサリ否定したりするのだが、今回は違っていた。
「そうか………守りたい人を守る………強くなったら挑んでやるよ。それまでしっかり鍛えとけ」
「はい………後、頼みます………」
そう返事をしたエリオは安心した顔で眠りについたのだった………
「守りたい人を守る………か。結局それが強さへの一番の近道なのか?だがそれじゃあ守れなかったんだ………くそっ!!」
地面にイライラを全てぶつけるように斧を振り下ろしたバルト。
その後、何事も無かった様に崇徳院の所へ向かうのだった。
「はははは!!こんなものかぬらりひょん!!」
「くっ、このやかましい!!さっきまでのキャラは何処へいったんじゃ!!」
激しい刀と刀のぶつかりあい。
しかし押していたのは崇徳院の方だった。
視界から消えるように姿を消しても
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