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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第27話 妖怪大戦争(後編)
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だ!!」
そんなバルトに槍の様に鋭くした髪を首めがけて一気に伸ばした。
「ふざけんな!!」
弾かれた拍子に崩れた体勢を敢えて直そうとせず、逆に足を上げ体勢を更に寝かせた事で間一髪避けることが出来たバルト。
「うがっ!?」
しかし地面に思いっきり背中を強打してしまった。
「まだだ!!」
そんなバルトに追撃の手を緩めない。
バルトに向かって髪で貫こうとし続ける。
「ちっ!?」
直ぐに体を横に回転させ、攻撃を避け、一気に飛び上がって何とか追撃の手から逃れた。
「ったく、容赦ねえ攻撃しやがって………」
「中々しぶとい………あの攻撃を全て避けるとは………」
「狙ってる所が一点だけだと対応しやすいんだよ。体欲しさに焦りすぎなんじゃねえか?」
「ほざけ!!」
と軽口を叩くバルトにマサカドが再び髪を伸ばしバルトを襲う。
「吹き飛ばせ!ボルティックブレイカー!!」
しかしバルトは攻撃が来る直前で砲撃魔法を放った。
「ぬおっ!?」
髪をも巻き込んだ一撃はマサカドを飲み込もうとする。
「させん!!」
またも見えない壁に攻撃が跳ね返された。
しかしバルトは分かっていたかのように、動揺も無く軽々と自分の砲撃を避けた。
「やはりか………さて、どうしたもんか………」
そう呟きながらマサカドを見るバルト。
そしてふと、先ほどの事を思い出した。
(そう言えば奴は何故ランサーが急停止してヴォルフバイルで斬りかかった時避けたんだ?その後の攻撃は弾いてたよな………もしかしたら奴は………)
そうふと思いついたバルトは自然と笑みが溢れる。
「………何がおかしい?」
「いや、悪い。楽しくてな………さて、さっさと殺るか」
「おかしな奴だ………だが分からんでもない。いいぞ………来い!!」
そう言ったバルトは先ほどのエリオと同じく自分に雷を流し、全身に雷が帯びた。
「先ほどの小僧と同じ………いや、それ以上と見た」
「悪いが、お前は前座に過ぎねえんだ、これ以上長引かせるつもりは無い!!」
そう言ったバルトは瞬時にその場を駆け、マサカドに斬りかかる勢いで襲いかかった。
「無駄だ!!」
マサカドは先ほどと同じく自分の前に見えない壁を作り出す。
「貴様の攻撃は何度やっても通らん!!」
「さて、どうかな?」
そう言ったバルトはマサカドに斧を振り下ろした。
「ぐっ!?」
「バカめが!!何度やっても………!?」
「終わりだ、プラズマスマッシャー!!」
斧を持っていない左手を突き出したバルト。
フェイトが崇徳院に放った様に手から直射砲の雷撃を放った。
「ぬおおおおおおお!!!」
そんな予想外のバルトの砲撃
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