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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第27話 妖怪大戦争(後編)
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せる。だがら諦めるんやな」
『コ、コノ!!!!』
「皆、一斉射撃、開始!!!」
そのはやての号令の後、この世のものとは思えない、砲撃の嵐が崇徳院を襲ったのだった………
「………ってあれ?そう言えばロストロギアは?」
戦闘は無事終わり、それぞれの事後処理をしている中、フェイトがふと思い出したように呟いた。
「そうや!!元々、ロストロギアの回収の為に地球に来たんやった!!何か色々な相手と戦ってたからすっかり忘れてたわ!!」
「笑い事じゃ無いですよ………」
結局この戦闘の負傷者は1人、零治だけだった。
零治は加奈の治療を受けた後、星達3人と優理とキャロに付き添われて一足先にペンションへと戻って行った。
「バルトさん、崇徳院と戦ったんやろ?見てへんか?」
「いや、俺は見えてねえぞ?ぬらさんはどうだ?」
「………」
「あら?ぬらさんどないしたん?」
「………もしかしてだが、ロストロギアはもしやこれだったりするか………?」
そう言って恐る恐る手の中にある宝石を見せるぬらさん。
「ああ、これやこれ。………でも何で2つに割れてるん?」
「………いや、すまん。最後の一撃を与えた時に一緒に割ってしまったみたいだ。いやぁ、困った困った!!!」
誤魔化すように笑うぬらさんを呆然と見ていたはやてとフェイトだったが、我に返って直ぐに掴みかかった。
「何考えとんねんぬらさん!!最初に言ったやんかロストロギア回収が機動六課の仕事やって!!ロストロギアは変に魔法や衝撃を与えると暴走することもあるんやで!!!最悪の場合はその星を消し去る事だってあり得たんや!!!」
「そ、そんなに危険だったのか………」
「そうや!!今回は何も無かったからいいものの、間違ってたら星を破壊したぬらりひょんって名前が残るとこやったんやで!!」
「それは勘弁してほしいな………」
はやての迫力に少々引きぎみで答えるぬらさん。
「せめてロストロギアを回収してから攻撃してほしかったわ………」
「済まない………」
「私達はロストロギアのスペシャリストなんやからね」
「ああ、本当に済まなかった」
頭を下げて謝るぬらさんに、はやても冷静さを取り戻した様で、「分かってくれればいいんや」と許したのだった。
「………そう言えばワシが攻撃する前にバルトが思いっきり強力な魔法使ってたんじゃがそれは平気なのか?」
「…………何やて?」
せっかく和やかな雰囲気が再び暗雲が立ち込める。
「バルトさん、ちょっとええかな?」
「あっ?何だよ?」
「バルトさん、ロストロギア持ってる相手に強力な砲撃魔法撃ったって本当なん………?」
「ああ、撃ったぞ。動きをライが止めてくた
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