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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第27話 妖怪大戦争(後編)
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ランチャー改め、パルチザンブラスターをシヴァに構えたのだった………











「はぁ………はぁ………」
「限界か小僧?」
「はぁ………はぁ………」

返事が出来ないほど息が激しいエリオ。
だがその目は全く諦めていない。

「良い目だ。男はそうでなくてはな………お前は良い武士になれる」
「そんなの………目指してない!!」

なおも高速移動で攻撃をしに動くがマサカドに簡単に見切られてしまう。

「無駄だ。単調な突撃だけならばどんなに速かろうと我には届かん」

そう指摘されながらもエリオは攻撃方法を変えなかった。
その理由は単純。今の自分がいくら工夫を加えても勝てると思えなかったからだ。
それだけでなく先程のシヴァの投擲の衝撃はこちらまで届いており、もし自分が負ければシヴァとマサカド、2人を相手にしなければならないフェイトの事を考えていた。

そしてエリオが考えた結論。

『一撃必殺』

そしてエリオは自分のスピードを生かしての突きに全てをかける事にしたのだ。
そしてその手段もある。

(バカの一つ覚えもこの一撃のため………マサカドも僕の事を舐めている内に確実に決める………!!)

この目論みは上手くいき、マサカドは本気でエリオを潰しには来ていなかった。
そしてエリオはその隙を突いた。

「風牙絶咬・瞬雷!!」

零治の使う風牙絶咬の同じ神速の突き。
元は雷刃と言った雷を纏った刃で貫く技であったが、ストラーダにデバイスが替わり、魔力をロケットの様に噴射することで更に突貫力の増した攻撃が可能となっていた。

更に今のエリオは雷を使って身体能力を強制的に上げており、更にスピードも上がっている。
そのスピードは零治の神速にも負けない程であった。

「なっ!?がっ!?」

その神速のスピードにマサカドは反応することすら出来なかった。
渾身の突きはマサカドの鎧ごと腹部を貫き、その衝撃で体を破裂させるほどの威力を持っていた。

「やっ、やった………」

普通の状態でも雷突はエリオにかなりの負担を与えるのでエリオは使用を控えていたのだが、その上を行くスピードで攻撃したため、自分自身で思っている以上の負担がエリオを襲っていた。

「う………うが………!?」

まるで自分の体では無いような感覚。全身金縛りにあっているように体が全く動かない。

「驚いたな………まだそんな隠し玉があったとは………だがその様子を見ると一回の使用で限界が来るような捨て身の攻撃だったようだな」
「えっ!?」

エリオの驚きもその筈、マサカドは首だけの状態でエリオに話しかけていた。

「な、何で………」
「悪いな、ワシは首だけでも生きていけるのだ」
「そ、そん
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