第23話 ネギ来日
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に住まわせるから心配いらんぞい」
「そうですか。ネギは1人で暮らすなんてできないでしょうから保護者代わりに誰か必要でしょうしね」
「そうじゃぞい。まぁ、ネギ君はまだ9歳じゃしな」
そんな9歳児に先生をやらせるなよ、と思ったが今更なのでそれは言わず、適当に挨拶して部屋に帰る。
なお、帰る前にネギのせいでオレについて魔法バレした場合、どのように対処するのか、言質を取っておく。
「ネギ君は優秀だから魔法バレなんかするわけない」とか、現実を知らない幻想を話すので、くしゃみによる魔法の暴発とかの半年もいなかった魔法学校時代の例を出し、「しかるべき処置を執る」と言質を取った。
ちなみに、ネギを監視しているサーチャーと学園長室ではスサノオに直接、一部始終を録画させており、証拠物件として提出できるように準備してある。
何事も前準備は大切である。
そんなこんなしてる内に、ネギは神楽坂に連れられ、2−Aの教室で歓迎会をされている。
魔法バレした神楽坂に言われ、高畑先生に読心術をかけるネギ。
………。わかっているんだろうか? 一部を除いて対象の承諾もなく心を覗くのは、人としてのマナー違反はもちろん魔法の私的悪用として処罰の対象になることを。
わかってないんだろうなぁ………。
あげくに「わしらの魔法は万能じゃない。わずかな勇気が本当の魔法だって」とか真顔で神楽坂に話すが、多分自分が一番わかってないって気付いてないんだろうなぁ。
そうして、結局桜咲と一緒に住まわせたくない木乃香の考えと神楽坂がなし崩しに許すことでネギは木乃香と神楽坂の部屋に住むことが決まった。
なお、この件は月村を通して関西呪術協会に伝えた。
詠春殿は問題ないように振る舞っているそうだが、見習い魔法使いと一緒に住まわせる暴挙で「木乃香に魔法を触れさせない」という約定を破っていると中立派にまで否定的な意見が広がっているそうだ。
ついでに言うと「護衛は何やっている! 役立たずが!!」という意見も多いらしい。なお、オレは前回の会合で木乃香の護衛任務は外されており、師弟関係についても伝えてないので、この意見はオレのことではない。
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