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転生者が歩む新たな人生
第23話 ネギ来日
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ってんだ………)」とあきれた念話がオレと木乃香に入って来る。

 一通り2−Aを見回すと、エヴァと(チャオ)はあきれた表情で、桜咲と龍宮、長瀬が警戒の視線でネギを見ている。

 ちなみに「あらあら」とだけ言って、副担任の源先生がまったく2−Aを叱らないのも、2−Aがまともなクラスにならない原因だ。
 源先生は優しさと甘さをはき違えているタイプなので、なあなあな感じで生徒と仲は良いが、まともな教師からは苦い目で見られ、出張が多いとかいうレベルでない高畑先生の替わりに、2−Aの担任にという声が上がらないのもそんな理由があるからだ。
 もっとも実際に学園長へ「高畑先生を変更して、源先生以外の別の先生を担任に」という声は上がっているが、全てもみ消さてれているのが麻帆良の中等部の現状だ。

 放課後に臨時の職員会議があるか、明日の職員会議でネギについては紹介されるだろうが、学園長はまともな一般の教員がどう考えるか、考えているんだろうか?

 まさか麻帆良大結界があるからどうとでもなると考えているのか? 考えていそうだな………。



 テンパっていたのか自己紹介で「まほ…英語を教えることになりました」とか、キャーキャー言われて生徒にもみくちゃにされたり、神楽坂に黒板消しの件で追求されたり、神楽坂と雪広のケンカを止めれなかったりで、ネギの初授業は終わった。

 なんというか、無惨だな………。
 「人の振り見て我が振り直せ」じゃないが、うん、授業がんばろう………。



   ☆  ★  ☆  



 そして、放課後。

 臨時の職員会議が行われ、全体にネギの紹介がされるはずだったが、肝心のネギがいない。

 一応、授業の合間合間に職員室で会う教師に源先生と挨拶をしていたので、職員室の出入りには問題ないだろうが、「本当に大丈夫なのか?」という思いがほとんどの先生の顔に出ている。珍しくと言ってはあれだが、魔法先生の中にも浮かんでいるのは興味深い。

 ちなみに仲の良いというか親しい先生方及び魔法先生には、「ネギ・スプリングフィールドとは血がつながっているが、故あって、4歳になる前から別々に暮らしており、ほとんどまともに話したこともない」と話してあり、ネギとは無関係ですよー、とアピールしてあるので、ネギ関連で愚痴られる以上の被害は無いはずだ。というか、無いとイイナー。

 一応、学園内をサーチャーで探すと、魔力を隠そうともしないネギは直ぐに見つかる。

 で、2−Aの宮崎がヨロヨロと大量の本を抱えて何故か階段の手摺りの無い隅を歩き、足を滑らすのを魔法で助ける。
 まぁ、それはしょうがないんだが、それを見られた神楽坂に詰め寄られ、魔法バレし、ろくに説明もしようとせずに記憶を消そうとする。
 で、何故か
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