第四十八話 会食その三
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け」
「反省したんですか」
「はい、そこから彼も人種差別の醜さに気付いたのです」
人は言われなければわからない時もある。それが批判の場合もあるのだ。
「自著にも過ちであり反省していると書いています」
「それが嘘だということは」
「有り得ますね」
「嘘を言う人もいますから」
「はい、確かにそうした見方も可能です」
ウォーレンの反省は偽りである、その可能性も然りだというのだ。
「しかし言葉では嘘は言えても行動はどうか」
「それに出るんですね」
「そうです。それはどうしても出ます」
大石は上城に話していく。
「特にいざという時には」
「その公民権の時にですね」
「出てしまうものです」
「ええと。黒人差別を是正する判決を出したんですよね」
これもまた紛れもない事実だ。ウォーレンは大方の予想を裏切ってそのうえで人種分離を意見だと判決を下したのだ。
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