暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第46話 争奪戦は思わぬ結果を招くようです
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
A!!』

『挟み撃ちいぃーーーーー!!?』


戸惑ってる間に、次々葬られて(正座させられて)行く生徒達。

そ、そうか!手伝うとか言いつつ全員捕まえる気だな!?


「おぉーっと!?混乱に乗じて一班と五班がネギ先生の部屋の前へ!

そして宮崎が部屋に入ったぁーー!!」

Side out


Side 愁磨

「やー、新田先生。お疲れ様です〜。」

「愁磨先生、お疲れ様です。学園の方はどうしたのですか?」

「有休です。3年が居ませんので受け持つ授業も無かったですし、

そろそろご機嫌をとらないと、アリカが拗ねてしまいますので。」

「そうですか。大変ですなぁ、奥さんが二人もいると言うのは。」


緑茶を傾けつつ新田先生と雑談する。

横に恨めしそうな顔の生徒が数名正座してるから、若干シュールだ。


『――なーんと!ネギ先生は全員偽物だったぁー!トトカルチョは親の総取りかぁーー!?』

『ふざけんな朝倉ぁーー!食券返せーー!』


と、インカムから絶叫が聞こえてきた。どうやらゲームも終盤らしい。

さて、行くか。


「では、私はこれで。あまり一人にしておくと、またあいつ拗ねてしまうので。

あと、ロビーは他の方の邪魔になるから、場所を移すなりした方がいいんじゃないですか?」

「ええ、そうですな。罰で夜更かしさせては元も子もありませんからな。

それじゃ、旅行楽しんでください。」


部屋に帰ると、ポケットから5枚のカードを取り出す。

順に、鳴滝姉妹・佐々木・椎名・雪広・宮崎。

カモの魔法陣を上書きして創ったので、当然、俺のものとなったのだ。

最も、宮崎の以外はスペアを貸して金はくれてやるけどさ。


「しかし、やり過ぎたな。まさか式紙相手でも本体と仮契約(パクティオー)できるとは。」

「ええ、そうですね。些か軽率だったのでは?」

「何、問題ないさ。どうせこいつ等も巻き込まれる。

その時の手間を省いただけさ。……文句あるんだったら、やっちゃうよ?」

「な、何をでしょうか……?」


影に沈もうとした刀子を捕まえ、グッと顔を近づける。

最近密偵ばかりやらせているせいか、500m離れると気配が辿れなくなるので、若干寂しいのだ。


「仮・契・約♪……ふむ、そう言えば刀子が初めてだな。」

「わ、私がですか!?いえ、それはとても光栄なのですが、私も初めてでして。

些か以上に緊張すると言いますか、ええと……。」


俺の陣は仮契約なんてしなくても、俺が『創造』した武装を渡してしまうから、

今までした事が無かったのだ。


「……嫌だったら、いいんだぞ?」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ