暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第46話 争奪戦は思わぬ結果を招くようです
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


なんでこいつがここに居るんだ!?学園で留守番の筈じゃねーのか!?


「あ、あわ、あわわわわ…………。」

「……ああ、そうだったな。このタイミングだと、朝倉には知られてるのか。

まぁいいや。……カモミール・アルベール。お前の目的は?」

「フン!てめぇに教える義理はねぇよ!!」


敵に情報を流すって事は、それだけ自分たちの死期を早めちまう。

少しでも時間を稼いで、打開策を


「考えるんだ!と、お前は考えるんだろうが。

いかんよ?気の短い奴だったら即、殺しちゃうから。状況判断を誤っちゃいかん。

さて、もう一度だけ聞こう。仏ほどじゃないが情けはあるんでな。

目的はなんだ?畜生以下の愛玩動物未満生物。」

「………仮契約カード作りゃ、協会から1枚につき5万オコジョ$が貰える。

単なる金稼ぎでい!」

「と、戦力強化と言った所か。ノワール達は結界張ってて、陣が発動しない限り気付かない。

そして俺が居ないこれほどは無い好機。ゴミながら天晴れだ。

淫獣程度に評価を上げてやろう。」


・・・ホントにこいつは何でも知ってる様じゃねぇか。手のひらで踊ってる気分だぜ。


「さて、俺は邪魔する気は毛頭ない。むしろ協力しようじゃないか。」

「「…………………………………………………………え?」」

「聞いてなかったのか?俺がゲームを盛り上げてやると言ったんだ。

ああ、契約陣も強化しておいたぞ?

手だろうが足だろうが頬だろうが、キスすりゃ仮契約成立だ。」


んな馬鹿な!?陣は妖精にしか敷けなくて、しかも改変はできねぇ筈だ!!

現に数百年、方式は一切変わってねェってのに・・・・・・。


「さぁ、上手く実況して盛り上げてくれよ?はい、説明文。」


紙を渡すと、部屋を出ていく愁磨。俺らはポカーンとしてたが、

画面から聞こえて来た叫び声で、意識を戻す。


『ハッハッハ、つーっかまーえたぁ〜♪』

『ちょ、え、ハァァァ!?なんでどうして愁磨先生がいんのぉぉぉ!?』

「コホン!さぁ盛り上がってまいりました!なんと、偶然旅館に居合わせた愁磨先生!

彼に捕まっても新田に捕まっても同様!ロビーで正座です!!

ちなみに愁磨先生の移動は、普通の速度で歩くのみ!更にネギ先生の部屋には近づかない!」


普通に実況に戻るねえさん。すげぇな、この人も。メンタルどんだけつぇえんだ中学生。

って言うか、どういうつもりだ?敵の戦力を増やす手伝いなんて聞いた事ねぇぞ!


『ドーーデン……ドーーデン……♪』

『きゃあああああああああ!!ちょ、逃げるよ!!』

『コラぁぁぁああぁぁあ!!またか3-
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ