第46話 争奪戦は思わぬ結果を招くようです
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なんでこいつがここに居るんだ!?学園で留守番の筈じゃねーのか!?
「あ、あわ、あわわわわ…………。」
「……ああ、そうだったな。このタイミングだと、朝倉には知られてるのか。
まぁいいや。……カモミール・アルベール。お前の目的は?」
「フン!てめぇに教える義理はねぇよ!!」
敵に情報を流すって事は、それだけ自分たちの死期を早めちまう。
少しでも時間を稼いで、打開策を
「考えるんだ!と、お前は考えるんだろうが。
いかんよ?気の短い奴だったら即、殺しちゃうから。状況判断を誤っちゃいかん。
さて、もう一度だけ聞こう。仏ほどじゃないが情けはあるんでな。
目的はなんだ?畜生以下の愛玩動物未満生物。」
「………仮契約カード作りゃ、協会から1枚につき5万オコジョ$が貰える。
単なる金稼ぎでい!」
「と、戦力強化と言った所か。ノワール達は結界張ってて、陣が発動しない限り気付かない。
そして俺が居ないこれほどは無い好機。ゴミながら天晴れだ。
淫獣程度に評価を上げてやろう。」
・・・ホントにこいつは何でも知ってる様じゃねぇか。手のひらで踊ってる気分だぜ。
「さて、俺は邪魔する気は毛頭ない。むしろ協力しようじゃないか。」
「「…………………………………………………………え?」」
「聞いてなかったのか?俺がゲームを盛り上げてやると言ったんだ。
ああ、契約陣も強化しておいたぞ?
手だろうが足だろうが頬だろうが、キスすりゃ仮契約成立だ。」
んな馬鹿な!?陣は妖精にしか敷けなくて、しかも改変はできねぇ筈だ!!
現に数百年、方式は一切変わってねェってのに・・・・・・。
「さぁ、上手く実況して盛り上げてくれよ?はい、説明文。」
紙を渡すと、部屋を出ていく愁磨。俺らはポカーンとしてたが、
画面から聞こえて来た叫び声で、意識を戻す。
『ハッハッハ、つーっかまーえたぁ〜♪』
『ちょ、え、ハァァァ!?なんでどうして愁磨先生がいんのぉぉぉ!?』
「コホン!さぁ盛り上がってまいりました!なんと、偶然旅館に居合わせた愁磨先生!
彼に捕まっても新田に捕まっても同様!ロビーで正座です!!
ちなみに愁磨先生の移動は、普通の速度で歩くのみ!更にネギ先生の部屋には近づかない!」
普通に実況に戻るねえさん。すげぇな、この人も。メンタルどんだけつぇえんだ中学生。
って言うか、どういうつもりだ?敵の戦力を増やす手伝いなんて聞いた事ねぇぞ!
『ドーーデン……ドーーデン……♪』
『きゃあああああああああ!!ちょ、逃げるよ!!』
『コラぁぁぁああぁぁあ!!またか3-
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