第45話 初戦 少年はいまいち成長しているようです
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すみなさい。」
一応、僕も警報鳴るくらいの結界は張って・・・・よし。
・・・明日の為に、早く寝よう。
Side out
「やれやれ、困ったな。これじゃあ天ヶ崎さんが使えないじゃないか。
……仕方ない。最初だけ僕が行こうか。」
Side 明日菜
「んんんん〜〜〜……。」
「木乃香?どうしたのよ。」
「トイレやぁ〜……。」
私はネギに言われた通り、ずっと木乃香と一緒にいた。なんでも、今回は特に『要人』らしい。
覇権争い、ねぇ・・・・。・・・・?なんか、覚えがあるような・・・?
「って、なんで私がお嬢様みたいな事件に巻き込まれるのよ。
……それにしても遅いわね。お腹でも壊したのかしら?」
と、立ったその時、廊下を走ってくる音がして、ネギと桜咲さんが飛び込んできた。
「ちょ、なに!?」
「木乃香さんは!?」「お嬢様は!?」
「え?今トイレだけど……。遅いから様子を見ようと思って……。」
「クッ!お嬢様!?いらっしゃいますか!?」
ドンドンとトイレの扉を叩く桜咲さん。ちょ、みんな起きちゃうって!
『入っとりますぇ〜。』
「―――!!」
「な、なぁんだ。入ってるじゃな――――」
キンッ!!
大太刀が煌めき、鍵を切る。ってぇぇえええええええ!?
しかも扉を開け――ってネギもいるのよ!?
『入っとりますぇ〜。』
「………え?」
しかし、その先に木乃香はいなかった。
代わりに御札と、水が出しっぱなしの洗面所の蛇口だけがあった。
Side out
Side フェイト
「いやぁ、おおきにフェイトはん。流石に屋内で猿鬼と熊鬼出す訳にもいかんくてな。」
「……別に、大した事じゃない。」
単に、計画に必要だから利用してるだけにすぎない。
・・・にしても、スマートじゃなかったよ。
それ以外にないとは言え、お手洗い終わったばかりの女性を捕まえるなんてね。
「じゃあ、僕はこれで。」
「はいな。後は任せとき〜。」
「(・・・大丈夫だよね?あのお嬢様、愁磨のお気に入りらしいけど。
魔力使うだけだし・・・いざとなったら止められる。)」
そう結論付け、駅の屋上に飛びあがる。ここから先の観戦は、単なる好奇心だ。
"ネギ・スプリングフィールド"
1stと2ndを倒した、英雄一派のリーダー・『千の呪文の男』の息子。
愁磨の話だと、あの『東の修羅王』に稽古をつけて貰っているらしい。
「どれほどのものか……見せて貰うよ。」
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