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駄目親父としっかり娘の珍道中
第25話 決闘は予約を入れてからしろ!
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た。んで、その鬼婆の実験してる人造生命体ってのは何だ?」
「仮説かも知れないんですが、ミッドでかつてそう言う違法技術の研究が行われていたと言う話を聞いた事があるんです。使い魔を超える存在を作る目的で行われていた計画。その名前は【プロジェクトFATE】」
「プロジェクト・フェイトだとぉ!」

 まさかであった。プロジェクト名とあの金髪変態女の名前が一緒だと言うのだ。これは偶然なのだろうか?

「んで、その計画にどうなのはを使うつもりなんだ? ってか、人造生命体って言うのは何でそんな実験をしてたってんだよ? 全然分からねぇぞ」
「銀さん落ち着いて下さい」
「そうでさぁ旦那ぁ。こう言う時は落ち着いて土方さんを百叩きにして逆さ吊りにすると落ち着きますぜぃ」
「あんたもあんただ! シリアスシーンでボケを挟むな!」

 結局このパターンであった。このままだと終始沖田のボケと新八のツッコミで締めなければならない気がしてならない。

「実は、フェイトはそのプロジェクトフェイトで作られた存在なんだ」
「なる程な。道理であんな変態だったってんだな。ようやく謎が解けたぜ」
「いやいや、別にフェイトが其処から作られたから変態になったって訳じゃないからね! 仮にそうだったとしても、その場合は元々フェイトはそうだったって事だからね?」
「つまり、元々フェイトは変態だったって事だろ?」
「あ!!」

 身も蓋もないとはこの事であった。どうにかフォローをしようとした結果返って酷い結果にしてしまったのだからどうしようもない。

「ま、フェイトが作られた命だろうが変態だろうがこの際どうでも良いさ。んで、それがどうしたんだよ?」
「フェイトはね、プレシアの実の子を模して作られたんだよ。その子の名前はアリシア・テスタロッサ。プレシアが溺愛している本当の娘さ。その娘のせいでフェイトは今まで酷い目に合わされてきたんだ」

 拳を握り締めてアルフが語る。其処から察するに相当酷い目にあってきたのだろう。
 安易に想像する事が出来た。
 しかし、つくづくスケールの大きな話になってきた。
 まさか怪物退治の筈が今度は魔法などが出てくるし、しまいにはクローンだ。
 まるでSFである。

「だけど、結局フェイトはプレシアにとっては失敗作だって言われた。だからプレシアはフェイトを苛め続けてきたんだ」
「やれやれ、陶芸家と良い芸術家と良い。作る奴等は大概そんな奴ばかりだな。もうちっと自分の作品に愛着がもてないのかねえ?」
「それで、プレシアはその娘を生き返らせるために、ジュエルシードを集めてるって言ってたんだ」
「けっ、死んだ娘を生き返らせるだぁ? どんなおとぎ話みてんだぁその婆はよぉ。ガキが欲しかったら男作って毎晩腰振ってりゃ良いんだよ」

 耳
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