第25話 決闘は予約を入れてからしろ!
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、今はそんな事はどうでも良い。それよりもだ。
「ところで、アルフさん……なのはちゃんの事でお聞きしたい事があるんですけど?」
「あぁ、その事で丁度こいつに話そうとしたんだよ。そしたらいきなり蝋燭とか鞭とか取り出してきたもんだからビックリしたんだよ」
どうやら本人は初めから話す気だったようだ。しかし、銀時が変に脅かそうとしたが為に話がややこしくなってしまったようだ。
「ご、御免なさい。此処でちからつきてる駄目人間に代わって僕が謝ります」
「べ、別に良いよ。あたしも結構色々とやっちゃったから仕方ないしね」
お互いに謝罪しあった所で、話題を変える事にした。
「それで、なのはちゃんについて何か知ってる事ある?」
「あるよ……と、言うより……正直言ってかなりやばい事になってるんだ」
「やばい事?」
「なのはの事だけど……あの子はフェイトが連れて行っちゃったんだ」
半ば予想通りの答えが返って来た。やはりなのははフェイトにより連れ去られたようだ。
「また人ん家の娘を誘拐したってのかよあの金髪変態女が!」
「隅に置いておけやせんねぇ旦那ぁ。今度あいつに会ったら二度と表を歩けない位の恥ずかしい仕置きをしてやる必要がありますねぃ」
「って、何時の間に復活したんですかあんたら」
先ほどまで倒れていた筈の二人が何時の間にか復活しただけでなく、会話に参加している辺り図太いと言える。
「それで、それの何処がやばいんだ? 別にフェイトが誘拐しただけだろうが。どうせあいつのことだから下手な告白でもしようってのか? 言っとくがなのはは現実を見る性格だから無理な話には乗らないと思うぜ」
「違う、やばいのはフェイトじゃなくて、フェイトの鬼婆のことなんだ」
「鬼婆?」
初め聞くフレーズだった。しかしアルフが鬼婆とか言う辺りかなり厄介な感じにも思える。
「それで、その鬼婆が何かやばいのか?」
「実は、その鬼婆がある実験をしていたんだ」
「ある実験? 何だそりゃ? 因みに銀さんは塩酸を熱すると塩になるって言う位の実験なら出来るぞ」
小学生の実験であった。
「それはもしかして、人造生命体に関する実験の事なのかい?」
「知ってるのクロノ君?」
「フェイト・テスタロッサと言う名前が気になったんでね。療養中の間に色々と調べさせて貰ったんです」
流石は執務官であった。
それから、クロノの話によりフェイトの母親の名前はプレシア・テスタロッサと言い、彼女が元管理局側の世界の優秀な科学者であったが、ある実験の暴走事故により多大な被害を被る。
それ以降の行方は不明であり、一説では死亡したと言われていたが、まさかこんな所に……であったようだ。
「フェイトの鬼婆が何者なのかってのは分かっ
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